おさかな’sぶろぐ

日々感じたことを徒然なるままに。。。

松阪邸(竹原市竹原地区)

2012年04月19日 23時03分42秒 | 旅先にて
広島県竹原市の竹原地区は、近世初頭に市場、港町として形成され、慶安8(1650)年に塩田が開発され町は大いに栄えていました。江戸時代の後期には経済発展を背景にして学問、茶の湯が盛んになり京風の文化が隆昌となり、江戸時代から昭和初期にかけて建築された本瓦葺・漆喰塗籠の重厚な町並みが現存しています。昭和57(1982)年には、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。

そんな街並みの中でも、独特の雰囲気を醸し出している建物が、松阪邸になります。

    

「てり・むくり」をもった波うつような独特の大屋根が、ひときわ目を引きます。

           

間取りとしては、つし二階建ての主屋の裏側に、平行にもう一棟、本瓦葺の建物とその二棟を直角の角屋でつないだ、表屋造りとなっています。

    

全体的には数寄屋風の座敷で構成されていて、上品でなかなかよい空気感を出しています。

    

           

庭越しに、西芳寺の普明閣を望むことが出来ます。