おさかな’sぶろぐ

日々感じたことを徒然なるままに。。。

国立代々木競技場【東京都渋谷区】

2017年02月19日 21時37分41秒 | 建物
 東京都渋谷区にある『国立代々木競技場』は、昭和39年[1964]に開催された東京オリンピックに合わせて建築された建物です。設計は、丹下健三によるもので、代表的作品でもあります。吊り橋と同じような吊り構造の技術を採用して構成された建物で、本館は2本の主柱、別館は1本の主柱から、屋根全体を吊り下げています。台風などの災害時にも振動による被害を抑えるため、油圧ダンパーで制御されています。油圧ダンパーを制振目的で採用した日本初の建物でもあります。おさかなの生息地である香川県にも、香川県庁や県立体育館が丹下作品である関係から、親しみのわく建築家でもあります








 メインアリーナとなる本館は東京オリンピックでは、競泳競技が開催されました。



 別館では、バスケットボール競技が行われました。

 1999年には、DOCOMOMO JAPANによる日本の近代建築20選に選定されています。最近やたらとレガシーという言葉が氾濫していますが(※まだまだ生きてる建物なので、個人的にはレガシーって言葉好きじゃないのですが)、この国立代々木競技場は、まさしく東京オリンピックのレガシーなんだと思います。
 2020年開催の東京オリンピックでは、これだけエネルギーに溢れた建築がなさそうなのが、少し寂しいような気がします。なんやかんや批判的な意見が突如沸き起こって中止となった、ザハの建物、やっぱ建ててた方がよかったような気がしますが。。。もちろん当初計画案で、実施案のヘルメットは駄目だと思いますけども。。。

 改めて、エネルギッシュだったころの丹下作品は、いまもパワー持ってますね。ほんと素晴らしい(^^)v