毎度思っているのだが、宇宙星と重力の話をすると、面を例えて説明される。
無重力は平面で重力の影響があると凹む。
重力圏に陥ると、固定される。
つまり、物質とは、存在する事が、空間の凹みである。
逆に言うと空間に凹みがあるから物質が存在するのである。
この事を強力に述べたのが、ホーキング博士の「マイクロブラックホール」である。
「宇宙の草創期、重力のゆらぎで、質量0のブラックホールが出来る」というもので、何もない所からブラックホールが出来るという魔法の様な話だが、真空の力を宇宙の方程式に代入してインフレーション宇宙が発生したというのなら、それは可能だろう。
ただ、重要なのは、マイクロブラックホールは説として言われているだけで、例えば、まぁ「宇宙が減速膨張している場合」の「収縮期」には「時間が逆転する」と言う「妙な神話」を真面目にバカ面下げて議論していた連中である。
ホーキングが「たとえ収縮期であっても、エントロピーは増大する方向に動くので時間の逆転はない」と言う迄は「時間の逆転」が何冊も本になっている。
物理学はコレほどいい加減だという証拠である。
さて私の空間物理学では、宇宙が広がるのは、本来的性質(=波動性の結果、そうならざるを得ない)と言う観点に対して、ダークエネルギーに付いては適当である。
そこで私は嘗ての古いフレーズを思い出した。
それは「宇宙の対称性が正しいなら、何でも吸い込んでしまう、ブラックホールの対称に、色々な物質が出てくるホワイトホールがある筈だ」と言う、原理的なものである。
そこで、私が思ったのは「物質は空間に対して歪みの存在としている」と「インフレーションの実態は?」と「ブラックホールは蒸発せず成長している」などの情報を半紙に筆で書いて、片手と脚でビリビリに破いて、パッと上空に舞わせて、考えると「はっ!」と思い浮かんだ。
「ブラックホールが、ホワイトホールになっていても可笑しくない」
と言うものだ。
何故?
理由は簡単。
ブラックホールの周囲に或る降着円盤は妙に濃度が高く、また、その物質とブラックホールが作る電磁力が半端じゃない。
そして、光速に近い速度で回っている。
その結果、周囲のガスを吸い込んで余ったジェットをガスの回転方向の法線方向に飛び出させるけど、大きな弧を描く一方で、シュヴァルツシルト半径の所では、空間が歪められて、それが弾き出されると言う現象を起こしていないか?
これと似た現象が太陽フレアとかの爆発現象だが、太陽の30億倍の質量のブラックホールで、その程度で済む筈も無い。
となれば、物質を生み出すことぐらいは可能だろう。
一回、有力で、観測しやすいブラックホールの降着円盤とジェットの質量の割合を計算してはどうだろうか?
ただ、問題なのは、降着円盤の中心部と、ジェットの根本は光速に近いので、計算誤差が凄く多いのである。
でも「超対称性粒子」ってのを「捏造」して理屈をこじつける奴らよりは建設的だと思うんですが。