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〇福岡が自粛解除というのだが、感染者数の実数は結局よくわからない。正直言ったら自分が感染しているかどうかもわからない。本質的な「安全になったからの解除」ではなくて、結局のところ国も自治体も「休業補償する金がもうないので、自粛解除」としか聞こえない。あとは勝手にしろ(自己責任、という言葉は無責任)、的な。一方で、地元産業界の要請もあるだろうし解除して活動しないと破綻するともいうのもわかるが、安全な措置がとれているのかどうか。学校も始まるというし、ほんとに通って大丈夫なのか。
この数か月の集団PTSDを経て始まったら始まったで、容易ではないでしょう。まただめなら再自粛?また再開?するたびに混乱するような。ひどく運転のへたくそなバスに強制的に何時間も乗せられている修学旅行みたいな(もしくは乱気流の中の飛行機みたいな)気持ち悪さ(子供の頃は車に弱くて旅そのものが大嫌いだった)でもあり、酔う人を責められません。
新しい生活、なんて言葉が、これまでの旧悪も隠蔽も欺瞞もそのまま帳消しにしようとしている感で、どこが新しいのか、見え透いていて幼稚で醜悪に聞こえる。そんな都合よく過去は消えません。各自の自宅やコミュニティや現場の必死の努力でもっているものを、ネグレクトされ収奪されてきていた、その構図が、こんな形ではっきりとばれてしまった。(ほんとに「新しい」なら、白々しいものは今後はっきりと見抜かれて色を失うはず)
ネグレクトされた側は、自分が愛されてないことから目をそむけてわざと無関心になろうとするものだが、それをまざまざと見せつけられてさらに心理的傷をかかえる。そういう状態じゃ、政府や企業が期待するようなマインドが戻るよりも第二波以前に、棄民感や不信感や憤怒の方が強いのでは。
一般常識として、都合で要請お願いと言い押しつけつつお前の自己責任だなどと責め逃げるダブルバインドな慢性的強迫は、最も卑怯なDVや詐欺の調教手法だ。知らないで洗脳されるよりは、知っておいて矛盾をつき撃退する防衛意識を持つことだと思う。(20200515)
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