

親父の一周忌の朝である。
「しゅんすけ」は僕を見つけると、服従のポーズ、で、カメラを向けたら、すまし顔になった。
田植え、と言っても「籾振り(まあ苗床に種を蒔くこと)」準備で、水に種籾が浸してあった。


主役が軍隊時代に被っていた帽子のリボンである。(下の写真で被ってる帽子)
帽子本体は、弟が高校に入る時、つばなど付けて、高校の帽子らしくして、使ってしまったらしい。その弟も親父より1年早く、他界した。
下の写真は「軍隊手帳?(って言うのか?ZEROさんどうなの?)」らしい・・
配属から、移動先など書いてあるようである。
親父の戦争の現物は、これだけだと思う。

まだまだ、地方の村落共同体が、か細いが残っている。
一周忌・親類のみならず、旧のご近所様一同も集まって、弔ってくれた。
この寺・坊主はかなり「お金」が好きと見た。
で、説法はへたである。
お経が短いのが、いいが・・・・・


本堂の中はこんな感じである。
柱など、すべてケヤキ・・・高そうである。

カタバミソウは群れる季節である。
昔は、葉っぱをむしって、食べた。
シュウ酸のすっぱさ、が、なつかしい。

この後・墓参り・で、皆さんの慰労に、お昼となった。


こんなのを食べた。


こんなのも、あった。味はいまいち。


こんなのを、飲んだ。
僕は「手酌」が好き。つがれるのは、嫌い。
だが、こうなると、大勢に従わざるを得ない。しょうがない、ついだり、つがれたりである。


この、茶碗蒸し・うどんは旨かった。


定番・メロン。
T市では有名な「米万」。饅頭の代わりであるが、ミニ大福に、粉が付いていない物を、想像願いたい。
実に、旨い。
死後・残った者には、様々な「整理」がやってくる。
それも、ほぼ終わって、親父を忘れる日々が多い。
忘れるなよ!ってんで、盆や節目の集まりがあるのだろう。
憲法改悪の企み。「国民投票法」が論議を尽くさず、投票率は10%だろうと、投票した人の過半数・・・と、ザルのような・状態で、強行採決された。
福祉を標榜する、公明党は「非戦」も語っていたはずである。
公明党が権力欲しさに、与党にしがみついて、過半数になってから、何でもありになった。
「死んだ戦友の為にも、もう1度アメリカと戦争する」と言っていた長門親父も、晩年、「世界で戦火が消えない現実」を「戦争はだめだな・・」とのたもうていたが・・あの世で、どう思っているやら・・・
戦費・・その膨大なお金があれば、もすこしマシな、医療制度の下、親父の命も永らえたと、確信する。
親父!税金は、その様に使うべきなのだ!あんたの「死」で、僕はそう思ったね。
さて、俺の遺言である。
1・俺が死んだら、墓石はいらない。ついでに墓もいらないのだが・・・
2・散骨・蔵王の沢にこっそりどうよ・・・
憎まれっ子、世に、はばかる!
俺もZE**氏も、長生きかもなぁ・・・あっと、F本氏もだな。