

★ Blue rain ERIC ANDERSEN Live P-VINE REC PCD-23973
1970年代に活躍した、ベテラン・シンガー・ソングライター、エリック・アンダースン初のライヴ・アルバムだ。初にはちと驚いた。ノルウェーでのステージで、新旧の代表曲やカヴァー曲などを披露のようである。
70年代・出たての彼には、なんとも言えない、深い衝撃を受けた。
どこまでも、穏やかで・トーンは低く・ブルージー・しかし、「新しい価値観」への確かな意思の乗った歌だった。
その代表作「Blue River」「Come To My Bedside, My Darlin'」「Thisty Boots・疲れた靴」など、今聴いてもウルウルとなる。
しかし、本作・・・・72年に発表された代表作「ブルー・リヴァー」(これは、あの当時、新鮮!)で聴かせた繊細な作風を想像して購入すると僕のように、ひどい目にあう。
全編・しゃがれた(声がねお年で、かなりつぶれましたね)声のブルースのようなロックである。メロもどうも良くない・・・
独りよがりな、音を感じるのだ。
05年に来日・行こうかなと思ったが、行かなかった、そのこともあって、新譜購入となったが、もう、彼を買うことはないだろう。
ただ、感銘のあの時代の彼は、聞き続けると思う。
♪ 疲れた靴
君は長い道のりを歩いてきた 辛い言葉を浴びせられて
泥にまみれて足も重い でも罵るものはすぐ背中を向ける
疲れた靴を脱いで休んでいかないか? 笑い話をしてあげようか?
君の瞳は輝いている 黄昏と夜明けを求めながら ♪