
いや・・すごいメンバーが実現したぜ。
わし、金曜に少し早く会社をとんずらして、東京に向かっただよ。目指すは六本木なのだが、JAZZは宵っ張り。
宿を取らないと聴けないのが、田舎からのお上りであった・・・
チェックイン・・・1Stは8時からなので、宿の側の行きつけの店で、軽く腹ごしらえ。

六本木交差点から程なくの店に着いたぜ。
しかしまぁ・・六本木ってのは猥雑な街になってしまったな。俺が学生の頃には洒落た街だったが・・猥雑。
JAZZでもなければ、まず来ないぜ。

ちなみにバタバタ出てきたので、デジカメわすれて、ガラ携からの画像だぜ。
まずは、シングルモルトだんべ。

JAZZ界隈なら、このメンバー、ぶっ飛ぶな。
ベース・・・稲葉国光。
ピアノ・・・山本剛。
ドラムス・・原田俊太郎。
80は超えたか・・稲葉氏・・・僕がJAZZを聞き始めたころ、すでにその名声は田舎のT市にも響いていたぜ。
何度かライブにも出かけたが、その野太い音・たゆまぬウォーキングの波・奇をてらうことは無いが豊かなフレーズ・・世界に出せる音であった。
山本氏も、70年初頭にデビュー・・・独特のタイム感覚と、どこまでも美しいフレーズに日本中でブレイクしたのだった。
そして、俊太郎!その美しいシンバルレガートは他の追随を許さず、洗礼されたドラマーだ。彼がこの中で一番の若手である。

若い女性ボーカル2名が唄うのだが、まずはトリオの演奏が数曲あるのがお決まり・・・
このクラスになるとリハなど無い。出だし2曲ほどお互い探りあいの駆け引き・・・そのスリルも面白かったぜ。
その後トリオ演奏・歌伴・歌伴中のソロと、目の覚める演奏が続いた。
片岡マミさんと藤田佐奈恵さんというベーベー歌い手だったが、まあまあかな?

それにしても、20年ぶりかな?稲葉氏の生!弦を押さえる吸盤のような指先も健在。
しかし、豊だったなぁ・・・・
夢のようなトリオだったなぁ・・・・
このトリオなら、わし・・・また、東京にゆぐ!
興奮・・その余韻・・・11時はとうに回っていたが、いつもの宿近くのチープながら、旨い中華の店で、余韻を楽しんだ。

11時を回ると、この築地の場末は閉まる店が多く、ここは深夜も営業なので、客は絶えない・・・

紹興酒をお代わりして、頭の中を緩やかに流れる、あのトリオの音を楽しんだ。
都会はいいよな・・・・こんな音楽が、いつでも聴けるんだ・・・
僕の好きなギター弾き&ボーカルのNOBさん・・・柳沢伸之氏も六本木で、山本さんたちとライブを最近結構やってるとわかった。
ここらも、聴きに行きたいぜ・・・足腰立つうちにな!
素敵な夜だった。