すでに、居住地域周辺の「山菜」は、立派に成長なさって、食べられる状態ではない。
山菜・その文字の如く、山のものである。
5月にやっと春が訪れ、11月にはすでに冬に入る、そんな「山」の山菜は、正直、味・質・収穫量すべてが、平地を圧倒する。
僕の「本番・山の山菜」が始まった。5月・行けて3回の「ワクワク・ドキドキ」なのだ。

前々日までの「天気予報」は雨であった。1人で行こう、と思っていたが、時々「ご一緒」の彼が加わった。ZEROと言う「ブログネーム」の彼である。
まあ、熊が出た折の「いけにえ」と僕が考えたかは、定かでない・・・・・・
身辺の準備に余念が無い彼である。後姿からは、意気込み(心意気?)が感じられるなあ~。

途中・標高500辺りのG県N町の観測ポイントで、山菜の状態をチェックした。
「もみじがさ」は採りごろ、「うど」などは大きすぎ、だった。
これから、1000Mから1300Mまで行く。
コゴミ・たらの芽以外、全体まだ、早いと推測。
観測点で「もみじがさ」少々・「わさび」を少々、戴く。


車中からの「丸岩城」の有った山を撮る、国道沿いの斜面から、山に「たらの芽」があるのが分かった。車を止め、戴いた。
いよいよ現地・浅間山はまだ「残雪」が残り、盛んに「噴煙」を上げていた。
火山活動は近年、さらに、活発と見ている。
このながめ、「観音様」が横たわっている、と表現される。右の低い山が、顔の部分に見えますか?(僕は、ウルトラマンが横たわっている、と見える。そのカラータイマーから噴煙が上がっている、ヤバイぞ、ウルトラマン!)

標高800Mのうど。すでに「採りごろ」、大きくて、少し硬いが、その分「量」は稼げる。枝と小さな葉は落とし、少し下の皮を剥いて、後は「様々な料理」に、である。
僕の「うど」フィールドはもう少し、高い所である。
標高1000Mのうどがつぎの写真。
こちら・日当たりなど好条件が揃ったか、「一番美味しい状態」だった。
但し・他はまだ時期が早く、採れる状態の大きさでは無かった。
来週に期待!である。
*採った後は、必ず土をかぶせる、そうしないと、来年までに「やせる」。
山の「うど」・くどくない苦味・芳醇な香り、旨い!
たらの1番芽、うれしい!
近年「アウトドア」がブーム。この「タラ」など、格好の目標物らしく、競争率が高い!
1番芽を摘む・やがて2番芽が出る。1番芽は1つである。2番芽は採られた1番芽の下に2つ程付く。
2番芽は多くを残し「少しだけ採る」。そうしないと「死んでしまう」のである。
マナーはある。近年「2番芽」も根こそぎ、或いは、木を切ってしまう、など見かける。困った物である。
「天ぷら」「胡麻和え」など良し!
「コゴミ」と言う。まあ、方言。採るのに「かがむ(こごむ)」のでこごみである。和名は「くさそてつ」。
大量なり!まあ、今回目指した「ブツ」である。うれしい!
あちらこちらで、出会う。僕を待っていてくれたのだ。
山の斜面全体が「こごみ」なんて場所もあった。
「おひたし」でわさび醤油・和え物・天ぷらなどなど
「ボリッ」とした食感と口の中に広がる「とろみ」がたまらない!
これは、先ほどの「もみじがさ」の生え始め。方言は「しどき」「しどけ」などなど・・
独特の「苦味」があり、好き・嫌いがはっきりする。
春菊が嫌いな方はまず無理!そのような、香りと苦さを持っている。
僕は「大好きな山菜」のベスト3に入る。
まだまだ、時期が早かった。「走り」が一握り採れただけだった。
これも来週に期待!である。
おひたし・天ぷら・茹でて細かく刻み「納豆」に和える・すき焼きに入れる、などが美味しい。
山菜のコレクターズアイテム、「ハリギリ」である。
食べる人、少なし。図鑑などには、必ず載るが、あまり取っている人を見かけない。その分、あれば「採られてない」ので必ず採れる。
新芽の「天ぷら」はほろ苦く、旨い!我が妻は「たら」より「ハリギリ」とのたまう。
「調べたら、山菜の料理、天ぷらかおひたしが多いですね」などと、言われたが、確かにそうだな・・・旅館などでも、そうだなあ・・・中華や西洋とまだ「山菜」は出会いが、希薄なのかも知れないな。
この辺り、今後では?

オマケと言うのは、何処にでもある。
これ、「天然のしいたけ」である。2人の山菜取り、2個の「しいたけ」が採れた。
当然・網で焼いて、酒飲みますね。
わらびは走り、一食分を採るのに、少々苦労した。

この「後姿」・・僕のようにも見える。
りりしい!
天気に恵まれ(雨男らしい、ZERO氏が一緒なので心配したが)、楽しい時間を過ごした。
インターから望む「嵩岩山」を眺めながら、フィールドを後にした。
また、来週だな・・・
来週は「ささくれ」と例の(過去記事・昨年10月のキノコ参照)「花盛りシスターズ」と一緒の予定である。


獲物はZERO氏と山分け(僕に沢山くれた・いいやつだ!)その後、待っているやつがいるので、3軒におすそ分けした。
家に帰って、整理して「写真」をパチリである。
これをさらに5人におすそ分け出来た。
我が家でも早速料理・「山の物は」やっぱり違う、と、久々に堪能した。
よろこんでもらえたらしい・・・・
山の「料理編」後日アップします。
あきれずに、お付き合い下さいませ。