栃木県佐野駅・・その広場に、300人に手が届こうかという市民が集まった。
政府・自民党・公明党が強引に通そうとしている「戦争法案」に反対の意思を示し、街中をパレードし、アピールしようという集会であった。
オープニングアクトは「はらっぱエイサー隊」のエイサー。
フォークシンガー山本さとし氏の「広島のある国で」で始まった。

委員長あいさつ・リレートークが続き・・・・のぼり旗・手作りのメッセージを背負い、掲げ、パレードは出発していった。
パレードの送り出し・・ウッドランドとロストの「ダウンバイザ・リバーサイド」が響く。
ここで、歌い奏でられて、幸せだと思った。
フォークはこのような場がふさわしいとも・・・・
駅前通りを歩くパレード・・その最後尾を眺めつつ・・・
パレードに参加できない人たちが広場に残り、1時間余のパレードの帰りを待つ。
僕らの出番はここからだ。
1番手、つかみの「ロスト」だ。
演目は「みんな生きている海・・・日本国憲法第104条」だ。
笠木透氏の想像力・反骨の見事な詞だでよ・・
♪ 人間はたとえ 自分にとってよいことでも 家族にとってよいことでも 会社にとってよいことでも
国家にとってよいことでも 地球にとってよくないことは してはいけない 日本国憲法第104条 ♪

何やってるのだろう?と、遠巻きに見る駅に降り立つ人々・・立ち止まり・・彼らも参加者になった人もいるだろう。
T市でもこのような集会はあるが、僕が若手と呼ばれるのだ。
ここ佐野は、若い人の参加も多く、プチ驚きであった。
こういう場に呼ばれ、歌える僕ら「館林ロストシティーランブラーズ」は幸せ者である。
「特攻花」そして、この本番数日前に主催者からのリクエストで「新しい憲法の話」と、笠木氏の3曲を歌ったのだった。
2番手は、若い!
「THE MOON」・・・僕らが失ってしまった、清廉なアピールが素敵であった。
3番手・山本さとし氏・・・福島出身の彼は、反原発を抒情的に歌う。
さてトリは、茨城の百姓フォーク「ヒューマンファーマーズ」である。
田中正造と沖縄の当山久三の出会いの歌「一声不平あり」を歌うと言ったら、観客のおじいの目の色が変わるあたり・・さすが正造ゆかりの佐野市。
市民に正造が生きているんだなぁ・・と、思ったのだった。
この会場のの道路を挟んだところには「正造生誕の地」の碑が建っていた。正造にも届いたかしら?
トリにふさわしいパンチ力であるなぁ・・・
やがてパレードが戻ってきた・・・最後にファーマーズ、ロストで「平和の暦」を賑やかに歌い、パレードを出迎えたのだった。
戻ってきたパレードの高揚・熱気にテンポの良い僕らの歌が、混ざり合い、1つに成れたような気がしたなぁ・・・
何とか維新を抱き込み、自公だけでない「野党」も加わって決まったとしたい策動が見え見えだ。
こんなもの通したら、子供や孫に申し訳なくて、死ぬに死ねない。
世論は反対の声が高まっている・・・反対の意思表示・・・小さなところでもいい・フェースだろうがブログだろうが、どこでもいい。
それが大事だ!
集会果てて後、2時間後に山本さとし氏の小さなコンサートが行われた・・・
写真はその風景。
福島をしっかり歌っている今の彼だが・・・そこでも、「戦争法案」の反対意思を歌ってほしいと思ったぜ。