シーカヤック釣り 海をてくてく

カヤックフィッシングとハイキング
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外国のバスルアー

2008年04月22日 | 雑記
 写真の物体。一見、少し前にブレークした生き物フィギュアに見えますよね。

 その割には少しリアルさに欠け、水に浮くなんぞ、本来のフィギュア・オタクを釣るには、いらん機能がついております。

 実はこれ、トップウォータープラグなのであります。

 葉っぱに見えるのは、キャスト時のウェート兼、フロート。
それに停まっているトンボに、フックがついております。
 トンボの腹のフックに対して、葉っぱが見事なウィードレス機能を果たしております。

 少し前にネタ用に写真だけ撮り置きして、今やメーカーのHPはどこか解らなくなってます。

 使い方は、リリーパッドにポトッとコイツを落とすと、トンボめがけてバスが、「ドバシャーン!!」と、飛び出すというもの。

 姉妹品に木の枝とハチなんてのも、ありました。

 HPには、ハタ見たいなデブバスの、派手派手アタックシーンが沢山見れるようになっております。
 私的には、トンボより、葉っぱがアタックの標的になっているように見えて、ちょっと笑ってしまうのですが、結果オーライなのであります。
 トンボと葉っぱは、ラインを通してつながっており、ファイト中に分離しても、葉っぱをロストしない構造になっています。


 ここで思うに、和製バスルアー。

 ザラスクープの斜め姿勢、トピドゥのプロペラ、クレージークローラーやジターバグの羽やカップ、ビックバドのケツのブレード、ポッパーのカップ。これらのサイズ、形状を適当に変えて、ただ組み合わせた範囲を出ていない。

 日本人は、オリジナルと言う言葉を、使う色の配合や、各パーツのサイズが違う
ことに対して平気で使っていますが、それは大きな間違いなのであります。

 写真のルアー、製造技術はどう見ても、子供の駄菓子のオマケに用いられる域を超えていません。つまり、安く提供できると言うこと。

 他社にマネできない、精巧な製造技術や匠のワザによって、初めて実現するルアーでも、ありません。


 決定的に違うところは、目の付け所。

 オリジナルとはなんぞや。

 結構、ガツンッと殴られた感じがしませんか? 

 マニュアルのないアソビを求める自分にも、問う必要があります。