おジャ魔女どれみと徒然

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ウクライナクライシスについて、そのドンバス危機

2021-02-22 03:46:00 | 戦争映画

 ウクライナ革命・クリミア併合問題に端を発したウクライナ東部紛争。
 ウクライナ軍と親ロシアの反政府軍との間で内戦が勃発。

 ウクライナ軍は反政府軍が占拠していたイロヴァイスク市を攻略。

 しかし、そこへロシア軍が参戦。
 事態は突如一変し──



 2014年8月に起こったイロヴァイスクの戦いを描いた作品。
 まぁ、戦いというか、一方的な展開だわな。

 ロシアの和平とか停戦とか言うのは信じちゃいけないw
 2019年に境界線が決まって一段落だけど泥沼やろね。禍根が残る終わり方や……

 実在するドンバス大隊っていうんが主役になるんやが、
 これは新設された部隊で義勇兵とのこと。

 民間から志願を募らんといけんくらい戦力が枯渇しとるんか? ウクライナも末期よの。

 ロシア側から死の部隊と言われてるらしいが、
 実際住民に暴行を働いたり評判はあんまよろしくないんだと。

 やっぱプロの軍人じゃないからね。
 そこの実情は端折られててちょっと都合のいい展開ではある。

 一応、ウクライナ側ロシア側、双方描かれててさほど不公平感はないかな。
 スヴェローニャがかわいそすぎるくらいかw あれはどうにかならんかったのか。 

 胸糞ってほどでもないんだが。
 まぁ、娯楽とウクライナの国威発揚をお楽しみください。

 では、また。



デンジャークロースについて、その極限着弾

2020-11-14 07:26:00 | 戦争映画

 1966年、

 オーストラリアはアメリカとの軍事同盟・太平洋安全保障条約に基づきベトナムへ派兵。

 そして同年8月、オーストラリア軍の駐屯基地が北ベトナム軍の砲撃を受ける。
 ハリースミス少佐率いる一個中隊は偵察のため農業地帯・ロングタンへ進軍しようとしていた──。



 オーストラリア軍108人に対し、北ベトナム軍2000人という逆境を強いられた実話、ロングタンの戦いを描いた作品。

 オーストラリア軍のハリースミス少佐が主人公。
 ワンスアンドフォーエバーで言うとこのハルムーア中佐みたいな。まぁ、ストレートな戦争映画です。

 ハリー少佐はけっこう好き。
 嫌味ったらしいというか口調も芝居がかってなんかオモロいw

 今までの戦争モノではあんまりいないタイプかも。

 18人の死者ってことだが、18~22歳までの若者ばかり……。

 当時のオーストラリア軍はWW2から期間が空いて兵隊は徴集・志願の新兵が多く、
 現場を指揮する士官も若年化が進んでたんと。

 今考えたらこの状態で偵察行ったの、すげー無謀じゃない?

 いつ敵に遭遇するかも分からん危険な任務なのに…
 見てる時には気付かんかったがレビュー書いてる今、ゾッとしていますw

 これが実話だとけっこうな大問題なのでは?

 45年隠されてた真実って話だが隠されるだけの理由があったんじゃないか。杜撰かつ稚拙な戦い。

 途中から指揮・命令系統もめちゃくちゃだしよ。
 これが噂のマイトシップですか。なんかガルパン見てるみたいw

 これを実写でやっちゃうんだからなぁ~。

 戦闘シーンは良かったけどストーリーはダメダメだな。
 映画の目玉である至近着弾とかどうでもいいw

 上官の指示聞かな戦争成り立たんやろ。
 ブラックホークダウンみたいにズルズルと戦況が悪化していくようなリアリティがない。

 上官だろうが何だろうが好き勝手な言動。
 オーストラリアには軍法会議とかないの?

 少佐は自分の部下を無事に撤退させる義務があったろうし。中佐は任務放棄。
 てか、アンタが前線出てもし死んじゃったら先例もクソもないだろうに。

 憎まれ役の准将の方がずっと冷静。さすが人の上に立つだけはある。
 バカ共の面倒みるのは大変ですねw 正直かわいそうだったこの人。

 物語としてはコテコテの戦争映画。

 古き良きと言ったらいいのか。久々に見たなこういう王道的な話。
 しかも、それをベトナム戦争でやるか? そういう意外性もある。

 まぁ、逆に凄いのかも。
 今の時代にこんな独りよがり、身勝手な映画を撮れるとはw

 全編、本国であるオーストラリアロケで気候や植生が全く違う。
 やっぱベトナムはムシムシムレムレ、密林に血ミドロよw

 銃器にはこだわってるとか。
 当時、ソ連はナチスから鹵獲した銃をベトナムへ横流ししてて撮影にはその銃が使われてる。こだわるとこソコ!?

 ただ、現地ロングタンにはオーストラリア軍の記念碑が今も残ってるという。
 これはベトナムに唯一存在する外国軍の碑なんだとか。

 一応、敵側からは敬意や評価はされとるんかね?
 それとも単に忘れられてるだけなのか?w

 では、また。



アンノウンソルジャーについて、その英雄なき戦場

2020-11-10 20:59:00 | 戦争映画

 1941年、フィンランドはナチスドイツのソ連侵攻に呼応。
 2年前の冬戦争で奪われた旧領・東カレリアを奪還するため進軍。

 後に3年に渡る激戦となった継続戦争が勃発しようとしていた。



 アンディおじさん生きてたー!! 良かったー!!

 スシも生きとるんかねあの様子だと。
 なんこっちゃ意味の分からない人は映画を見てくださいw

 フィンランド映画サイコー!!

 元々はフィンランドでは知らぬ者なしの文豪・ヴァイニョリンナ氏の小説が原作。
 これまでに3度映画化された国民的な作品。

 特にこの2017年版はフィンランド史上最高動員。
 製作費も最高。火薬量はギネスにも載ったほど。

 CGもなし。全部野外ロケなんしょ?
 これはハリウッドも脱帽ですな。

 攻めに退却戦、戦争の全てを網羅してる。とにかくずっと戦争。
 内容がぎっしり詰まってる。1917とか鼻くそですよあんなんw

 あえてマンネンハイムは出さないんすかね。英雄なき戦場だからねw
 スターリングラード方式ですか。あれともまた違う印象。

 戦争の悲惨さというより、ドイツ・ソ連に挟まれた小国の悲哀というところ。
 ドイツみたいに戦いそのものへの疑問というより、戦いの中での覚悟が示されてる気がします。

 日本の場合は極端な平和主義だけど、どうしようもなく戦わなければならない事情や理由があった時。

 その時、いかに行動するのか。
 フィンランド人の苦痛や苦悩は、俺を含め今の日本人には決して理解できないんだろうな。

 では、また。



スターリングラード


オペレーションレッドシーについて、その紅海行動

2019-05-30 11:00:00 | 戦争映画

 「なんや荒野行動やないけw」
 というツッコミは置いといて。 

 中国のミリタリー映画。

 中東やアフリカの映画だと、ブラックホークダウンとかティアーズオブザサンだとか。

 正直、アジア人だと違和感はあるけどねw
 「僕達も戦争映画撮ってみました!」って感じ。

 そういうハリウッドへの対抗心を感じますが、これが中々面白かったです。
 中国と聞くとね~、見得張ってマンセー物語にするんかなと思ったけど、そこそこ苦戦するというw

 そこら辺、パワーバランスはしっかりしてましたね。
 海外で活躍する国軍をよく描けてると思います。

 核燃料うんぬんの話は余計でしたが。最後の20分はガチで蛇足。
 途中までめちゃめちゃ面白かったのに。もったいな!

 人質を救出して「ありがとう」。それを敬礼で返す。これで物語充分締まるのにね。
 ここら辺、中国人のエゴが出たよな。欲張りめ!

 TSUTAYAで借りる時、時間を見てさ、「140分……?」って一瞬疑問には感じたんよね。

 俺の持論やが、映画は2時間を越えると駄作臭がするという。
 やっぱ端的に纏められてるか否か、2時間という基準にあると思うんでね。

 無論、当たり外れはあるが、今回は俺の直感が当たったかな。
 これから見る人のために言っときますが、最後の20分は見る必要ないです。

 時間の節約にどうぞw
 映画は2時間に納めてこそ。

 では、また。




13時間について、そのベンガジ 秘密の戦士

2019-04-25 18:30:00 | 戦争映画

 2012年に起きたリビア米大使館襲撃事件を元にした映画。
 この事件は米大使を含む4人が殺害される悲惨な結果に。

 まぁ、『グリーンゾーン』とか見てると、あんま同情は出来んけどな。

 リビアは産油国だし、カダフィは金を140トン持ってて、アフリカに銀行を作ろうとしてたから、ね。

 政治的な動機ですよ。
 そしていつも死ぬのは何も知らない、ただ国を信じ愛していた、末端の人間だと言うこと。

 大使が死ぬのはまた衝撃的だけどね。
 でも、報いかなと。あんま人死んでこんな言い方したくないんだが。

 中東の人間はその何倍も死んでるわけですから。

 民主主義が唯一絶対ではないんだ。国の成り立ちはそれぞれ違うのに。
 一方的な正義を押し付けてさ。

 それでも日本人からしたら、中国とか北朝鮮とか、
 何て危ない国なんだろうって思っちゃうもんね。

 映画見てて、ホント何のために戦うのかって。胸が痛くなりましたよ。

 では、また