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連合艦隊司令長官 山本五十六について、その日本の運命

2018-08-15 10:56:00 | 日本 戦争映画
同じ映画を見たわけじゃないぞw 1968年版。三船敏郎バージョン。
三船敏郎と比べられちゃうと、さすがにかわいそうだなと思うけど。役所広司版は割りを食って低評価に晒されてる感じ。

だけど、両方見てみると、どっちも悪くないなと思う。
三船版の方が戦中の活躍をよく描けてる。特撮はウルトラの神様たる円谷英二。役所版は山本五十六の周囲の状況であったり、薩長との関係とか見てて楽しかった。

登場人物も三船版は今村均や辻政信。役所版は南雲忠一、山口多聞。
映画映えするのは三船版。それに比べると役所版は地味かな。椎名桔平演じる黒島亀人とか好きですが。

そこは役所版がピックアップする人物を選んで被らないように意識したんじゃないすかね。
ラストは完璧に三船版のリスペクトw 本当は墜落した後もしばらく生きてたみたいだけど、身動ぎもせず前を見つめる山本五十六……

三船敏郎はさすがの凄みですが、役所広司も負けてないと思います。
むしろ今まで好好爺としてた役所版の山本五十六の方が印象的だった。最後は軍人としての生き様を通したということで。

三船版が武人・五十六なら、役所版が人間・五十六って感じ。
両方見て楽しめる作品だと思います。終戦の日に良い作品を見れました。では、また。