WW2で大西洋を駆け巡ったドイツ軍の潜水艦「Uボート」を描いた作品。
1981年。まだドイツが東西に割れてた時代なんだな。西ドイツ産の戦争映画。
元々はドイツ海軍報道部隊所属のブーフハイムさんって人が自身の取材を基に書いた小説が原作。
出てくるUボートも実在したU96って機体。主人公の艦長もヴィレンブロック大尉って人がモデル。
実体験故のリアリティ。三時間半という長丁場だけど、それも納得の濃密度だし、時間を感じさせないくらい一心不乱に見れる。
ほとんど狭い艦内での話なのに、よくここまで緊迫感出せるな。役者の演技力に脱帽。
ちなみにU96は1943年まで活動。45年に退役。同年3月、空襲によって沈没。
ヴィレンブロック大尉は1986年、75歳で天寿を全うする。ということはこの映画も見届けたってことか。
小説と現実の動向は違うらしい。そこは物語ということでね。
映画は悲劇的だが、それを聞くとちょっと救われた気分になるな。
では、また。
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