おジャ魔女どれみと徒然

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悪魔と夜ふかしについて、そのナイトオウル

2025-02-09 13:50:00 | ホラー映画

 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 待ちかねたぞ! 去年公開のホラー映画。
 予告を見て面白そうだなと。今か今かと配信を待ってた。

 たまたまUNEXTいじってたら、ヌルッと配信開始してて、マジで仰天したw
 夜勤明けでロクに寝てないし目もショボショボだが速攻視聴。

 ストーリーは、1977年。ハロウィンの夜に放送されたバラエティ番組。
 悪魔に取り憑かれた少女を通して、本物の悪魔に生出演してもらうトンデモ企画を敢行したのだが……という導入。

 TV番組という体、物語。ファウンドフッテージというタイプのホラー映画です。
 俺はこういうモキュメンタリーとか、実際の映像という設定の作品大好きやねんw

 フェチにド直球で、本当に待望の作品でした。
 まぁ、問題は、設定が好みでも実際の中身はどうなのかってとこよね。果たして……

 で、総評なんですが、思ったほどじゃなかったなw
 設定の良さや期待の高さあれど、中身はそこまで大したもんじゃなかった。

 ちょっとな嫌な予感はしてたんだがな〜。
 まぁ、ホラー映画って博打ですからね。出目が悪い時もあるし、悪い時の方が多いw

 つっても、悪いとはいえ4割くらいは勝ちかな。
 TV番組テイストのリアリティや雰囲気、ラストもけっこう好きだったり。

 ただ、そこまでに至る過程が微妙。
 どうやら主人公のジャックは悪魔崇拝に関わってた、妻の命を犠牲にして番組やタレント人気を得たってことらしいが。

 う~ん、そこら辺の示唆や暗示っぽい所が物語の引きになってないのがな。
 あ~そういうことねって話が理解できるだけで、胸が空くような衝撃や納得感はない。

 似たような作品で『バトルインフェルノ』ってのがあるが、そっちの方が断然面白かった。
 ただ、バトルインフェルノは中々惜しい作品でね。だけん、ブログでレビューしてなかったんやけど、今思うと愛おしい作品に感じますw

 今作にはそこを超えてほしかった、そういう期待を持ってたんやが、残念やったな。
 良い部分もあるけん、今作とバトルインフェルノが合体してくれたら一番良いのにw

 では、また。


 

三茶のポルターガイストについて、そのふやすなかま

2025-02-08 09:51:00 | Jホラー

 オカルトニュースサイト・TOCANA製のホラー映画。
 『真事故物件』で懲りてなかったのかw

 見るか悩んでてずっとスルーしてたけど、なんか評価高いんだよな〜。
 絶対地雷やと思うが気になりすぎて。とりあえず見よう!w

 ストーリーは、世田谷区三軒茶屋にある雑居ビル。
 そこで起きる心霊現象を調査する番組という体。モキュメンタリーというやつ。

 ビックリしたのは、このビルってのが本当にある心霊スポットとのこと。
 まずこの映画は『日本一の幽霊物件 三茶のポルターガイスト』、横澤丈二氏が書いた本が原作となっております。

 三軒茶屋駅から数分の《ヨコザワプロダクション》という劇団のビル。
 その劇団の社長である横澤氏が30年間に体験した心霊現象を本に纏めた。

 三軒茶屋は東京大空襲で甚大な被害が出た場所ってことで、幽霊が出る理由や縁があったり。
 俺は今まで知らんかったけど、結構有名な心霊スポットらしい。

 当然、諸説ありますw 嘘っぱちや言う人もいる。
 この映画も物語なんで。そない期待して見るもんではない。

 ま、ゴチャゴチャと説明はここまで。見ないと始まらないし。
 で、感想は言うと、うん、悪くないぞw 面白いぞこれ。

 悪ノリな感じはあれど、なんか古き良き心霊番組みたいな。
 バカバカしさと真面目さの丁度いい塩梅やと思う。

 TOCANA総裁・角由紀子さんが満を持して登場。
 角さんが番組MCとして牽引して、それが意外に見やすいんすよね。

 後半のこっくりさんも盛り上がったし。
 多少見る側に努力とか、童心に帰る必要があるけど、ホラー好きなら共感できると思う。

 ちょっと侮ってましたね。これは続編も見ますわw
 では、また。



マチェーテについて、そのキルズ

2025-02-03 07:50:00 | アクション

 2010年のアメリカ映画。2013年に続編も公開。
 メキシコの元連邦捜査官が主人公。愛刀マチェーテを武器に暴れ回るアクション作品。

 YouTubeのおすすめ動画を見て、面白そうだなと思い視聴。
 元々は監督のロバートロドリゲス氏が別作品のギャグ要素として出した下りが本当に映画化されたという。

 さすがスパイキッズの監督なだけあり、なんかブッ飛んでますよねw
 まぁ、とりあえずは1作目の『マチェーテ』から。

 
 率直に言うと、面白いんだけど笑えないな。
 所謂、こてこてのアクション映画。議員襲撃の濡れ衣を着せられての逃走劇。

 敵の内臓を引っ張り出してターザン。そのままガラス突き破ったりw
 メキシカンテイストで結構グロい。アクションが破天荒で面白い。

 主人公のマチェーテも愛嬌があって良い。
 元敏腕捜査官でメチャ強なんすが、色仕掛けに弱くてスケベ。お茶目ですw

 アクションもキャラも派手だし個性的で、映画としては文句なし。
 ただ、やっぱ話がね。勿論、ジョークありきなんは分かるが……こういうのが笑えない時代になったなと。

 メキシコとアメリカ・テキサス州。不法移民のお話。
 2010年当時はただの問題提起だったり社会風刺でしかなかったのが、トランプ政権が始動した今となっては想像が現実になってますし。
 
 正直、このメキシコ移民の意見も……じゃあ、日本で移民が同じこと言い出したらどうなるか。
 実際にもう移民問題はニュースにもなってますしね。日本も関係ない話じゃなくなったよな。

 やっぱ移民側の意見って、なんか身勝手に聞こえちゃってね。他人事とは思えなくなった。
 アメリカ側も正しくはないと思うが、どっちが善か悪かではないよなと。見てて複雑な内容でしたね。

 それと話の流れが予言染みてて、ちょっと怖かった。敵方にマクラフリン議員ってのがおるんですが。
 話の設定やら展開がトランプさんと全く一緒なんすよね。銃撃されて支持率上昇する下りや。国境に壁を作り不法移民を送還とか政策もそっくり。

 映画は2010年。なにこれ、怖。
 なんかシャレになってなくて、途中から全然楽しめなくなったw

 スティーブンセガールが出てきたり、笑い所が沢山のお祭り映画なんすが、もう怖いw
 ロドリゲス監督の予知なんか、何れこういう人物が現れたり風潮や情勢の変化を分かってたってことなんすかね?

 未来をズバッと当てて、胸がザワつく。
 怖すぎてレビューどころじゃない。なんやねんこの映画w


 続いて2作目。『キルズ』です。
 今作は一安心でした。いや、普通に面白い映画w

 前作は主義主張が滲んでた気するけど、今作はスパイキッズみのあるド派手な内容で、もう心底「これを求めてたんだよ!」とw
 話の展開、キャラのハジケ具合、豪華キャスト。映画として全方位スケールアップしてる。とにかく振り切ってて、アクション映画はこうじゃないと!ってのが詰まってますw

 テロリストによるワシントンへのミサイル発射を阻止する作戦。
 そこから巨大企業の陰謀やら、話がどんどんデカくなって次回宇宙決戦! スターウォーズ! もう最高w
 
 マチェーテは首吊られても死なないわで更に 不死身度アップ。単純にもうバカバカしくて面白いw
 それにマチェーテ以外はバンバン死んでくんで、話が煩わしくなくてテンポ良い。話がサクサクが進むのが見てて心地いい。

 豪華キャストも引き継ぎで、今回はレディガガやメルギブソン。
 果てはイーロンマスクまで出ますw また予言かこれ?

 ロドリゲス監督って実はトランプ支持者なんじゃない?w
 スペースXが話題になった時期で流行り物に乗っただけなんだろうが。なんか不思議やな〜。

 一応、3作目が劇中でもギャグ扱いで予告されてたけど、そこから10年以上、続編は幻に。
 去年、ロドリゲス監督でインタビューで撮るつもりだって答えてらしいが。

 ここまで来たら完結編見たいけどね。
 トランプ政権が樹立した今だからこそ見たいw
 
 では、また。



ぷにるはかわいいスライムについて、そのぎゅむ!

2025-02-01 08:40:00 | アニメ

 週刊コロコロコミック連載。まえだくん氏の漫画原作。
 世間を騒然とさせた、2024年冬アニメ話題作にして問題作。

 ストーリーは、

 ある日、主人公・コタローはTVを見ながら、糊とホウ砂を混ぜてスライムを作る。
 すると、そのスライムが突如意思を持ち話しかけてきた。
 コタローはスライムに“ぷにる”と名付け、一緒に仲良く暮らしたとさ、めでたしめでたし。

 それから数年後……。

 といったお話。
 思春期の男子中学生と謎のスライム女のラブコメディという、中々にぶっ飛んだ内容です。

 巷では性癖スライムと言われてるらしいw
 確かに、まぁ、直接的な表現はないとはいえ、これ子供が見たら何かが拗れるだろうなってのは伝わってくるw

 ただ話題になるだけあって、スライム女の可愛さ一辺倒じゃなく、話も面白いっすね。
 コロコロだから見応えはそこまで期待してなかったのもあり、目から鱗な感じ。正直ナメてました。

 ギャグはしょーもないのばっかですが、テンポ良くて、とにかく見やすい。
 この前見た「しかのこ」とか、まあ見辛いのなんのw

 多分だけど、ドラえもんのび太みたいなシステムが成り立ってるからなんだろうな。
 ぷにるコタローでコンビが完成されてて話を引っ張ってくれる。

 それに、話の軸というか。一応はラブコメと銘打たれてるんで。
 ぷにるコタローの仲がどう進展するのか。人間とスライムの間に恋は芽生えるのか。

 ここら辺の展開も気になる。とにかく続きが見たい。なんか見てて癖になる。
 不思議な感覚。どうせ大したことないやろ。話題作やし1話だけでも目通しとくか、と軽い気持ちで見たが、まぁ、ハマったなw

 原作は連載してまだ2年とからしいから。
 さすが、短期間でアニメ化だけあって元のポテンシャルが凄いんやろね。

 これは2期も楽しみ。
 冷静に考えると、良い歳してコロコロアニメ見る自分もどうかしてますがw

 そこはすみませんけど、こっそり見させてくださいw
 では、また。



ナポレオン言行録について、その流星

2025-01-30 13:11:00 | 読書

 フランスの小説家・オクターヴオブリ氏が編集。
 フランス皇帝・ナポレオンの手紙や命令など、皇帝が発した実際の言葉を集めた記録書。

 『栄光のナポレオン』に合わせて読んでみました。
 様々な著者によって描かれ方の違うナポレオンですが、より実情に近い英雄の姿を、この本から覗えるのではないかと。

 読んだ感想は、やっぱりナポレオンって良いよな〜w 心から言えますね。
 無論、欧州を混乱させ最終的に500万とも言われる死者を出した戦争の首謀者には変わりないんですが。

 この本から伝わる愛嬌というのか何と言うか。栄光と暴虐から没落と喪失。

 オブリ氏は作中で、

 「人間の中で最も幸福な男」
 「自己を全的に完成」
 「誰よりも高く登り、比類なき不幸に沈む」
 「生涯の浮沈の曲線は完全であり、地平線全てを抱擁」

 と、ナポレオンを評してます。

 人間として何もかも得て何もかも失う。完成された人間。
 ナポレオン自身も自分の人生を、小説(ロマン)と言った。

 遥かな海を眺めながら島の崖上に佇む1人の男に。
 俺は敬意と憧憬しか浮かばない。

 フランスでは2021年、ナポレオン没後200年の記念式典を開催する予定だったのが、反対運動で中止に追い込まれたんだと。
 誰がそんなつまらないことするん?w 独裁者なんはそうやけど……

 俺はフランスが羨ましいけどな。ただの征服や殺戮だけの男じゃないのに。
 トランプ大統領の方がよっぽど悪人だし小さい男やと思うw なんかネットやと石破さんと比較してトランプマンセーしてる奴が多いが。

 トランプさんて方言と脅迫の二つしかないじゃん。
 手腕はこれから試されますが、まぁ、良い方へ向かわないと思います。

 てか、今の政治家なんてつまんない連中ばっかでしょ。
 ロシア中国は次なる覇権国家だが、人を操りたいだけで陰湿やし。

 覇気がない。細いんよ。
 ナポレオンみたいに「世界帝国」と言うてみろよ。愛情も信念も、ナポレオンには及ばない。

 つくづくナポレオンは愛情と信念の人だった。
 栄光のナポレオンの最後で、政敵のタレイランとフーシェを見つめるナポレオンの瞳が、いつまでも忘れられん。

 タレイランもフーシェも、ナポレオン裏切りまくりなのに最後まで重用されてたし。
 プロイセン王もオーストリア皇帝もロシア皇帝も、降伏さえすれば許した。

 軍事だけじゃなく行政も手掛けた天才ながら、人事や人間関係では何故かお人好しというか。
 本気で人を信じようとしていたのか。人間の本当に深い部分を見ようとしていたように感じます。

 この本にはジョゼフィーヌ妃へのラブレターや息子であるナポレオン2世への遺言も収録されてて。
 ジョゼフィーヌ妃って、正直ナポレオンの没落の原因の1つやと思うが、本人にとっては幸せな結婚やったんすかね。

 ナポレオン2世への遺言はもう「戦争すんな」と書かれてます。
 なんか死の直前のナポレオンは悟ってるというか、随分と丸くなってw

 父親として、今後の警告を息子へアドバイスしてるんですが。
 俺は「お前が俺と同じことが出来るかい」って、自分の覇業への自負が混ざってるような気がして、何とも微笑ましく感じました。

 英雄はセントヘレナという小さな島で、生涯を終えました。
 でも、英雄の軌跡とも言える流星は、時代を巡り、人々の心へ宿っているんだと思う。

 やはりナポレオンは良い。
 では、また。