突然ですが、プペってますか?w
キングコング西野さん製作総指揮の話題作。唐突に見たくなって視聴。
2年前くらいに大流行してましたが、実際のとこどうなんだと。
偶然見よう思っただけだけど、人気が落ち着いた今こそフラットな気持ちで見れるんじゃないか。
予告やらバンバン流れてたんで、何となく内容は理解してました。
煙に覆われた町で、星を見たいという夢を持った少年の話。
ストレート。スッキリした起承転結。
なんで見易いは見易いすかね。まぁ、総評は普通ですw
最初のダンスとか、「うわ…」と思ってしまったw
西野さんが演出してると思うと、何故か引いてしまう。大分偏見なのは自分でも分かってますが……。
西野さん自身が広告塔になって大立周りしてたんだから、映画の内容とは関係ない、抜きにしてくれは虫の良い話じゃない?
年月経とうが、どうしても西野さんの顔はチラつきますね。ここは仕方ない部分、作品の特徴として楽しむのが一番でしょう。
見続けると、そういう西野感も慣れてきますしw 作品自体は本当に普通の出来。普通に面白い。言うて悪い所はないんですよね。
ただ、良い部分というかツッコミどころもないんですよね~w
studio4℃製作、豪華声優陣。映像も綺麗、音楽も良い。
特に芦田愛菜さんの主演ぶり。窪田正孝さんもあんな声出せるんや。芸能人ばっかだけど、声優の配役はバッチリ。見ててかなり感動した。
けっこう緻密というか、西野さんが本気でアニメを作ってるのは充分伝わりました。
が、それ以上、何ともいえないw 見たら分かります。傑作とか絶賛とか、そんなレベルではないし。
まあ、初監督なら上出来の部類。
でも、西野さん自身が「興収100億で赤字」と豪語してたわけで。ハードル上げすぎはあかんねw
宣伝ももちろん重要。西野さんもそれが分かった上で色々動いてたんだろうけど。そこに抜かりはなかったように思う。
だが、プペルと同時期に、ブームになった鬼滅はノーマークからぶち抜いてきたわけで。ここら辺のマーケティングはどう転ぶか分かんないよね。
結局、興業収入は27億。海外は分からんけど、アメリカでは1週間で16チケットしか売れなかったというワースト記録を作ったり。まぁ、芳しくはないんでしょう。
日本人ならともかく、わざわざ外国人が金払って見る内容か?と聞かれたらね。打倒ディズニー、海外へ打って出る作品が日本人にしか受けなかったとは、何とも皮肉。
大勝負に出たは良いものの、数字がはっきり出て、自分の限界も剥き出しになってしまったというか。
映画の作る過程では時代を切り開くカリスマとして輝いてたのが、いざその結果が出て「こんなもんか…」って。
今作は西野さんの魅力込みで、良くも悪くも評価し辛い、評価に収まらないような雰囲気の作品になってますけど。
次作では今までのキラキラ感やカリスマ性の魔法も解けて、本物の批評に晒されるんじゃないすかね? 次作こそ正念場でしょう。
原作の絵本は70万部で絵本業界では異例の大ヒットとのこと。
今思えば、あくまで絵本作家としての才能。そこで留めておくべきだったのかもな。映画作りとなるとまた別の話でやはり難しいんでしょうね。
俺はカジサックや毎週キングコング好きでよう見てたから密かに応援してたんやが。
やっぱ「ヒットさせなきゃ」という気負いが強すぎたかな。期待値注目度の割には中身は伴ってないという。何度も言いますけど、クオリティはしっかりして見て損はない作品です。ただただ普通というだけでw
強いて言うなら、子供の扱いがちょっとな~と言った感じ。
ルビッチに対する周りのキャラの言動やら。西野さんって、もし自分に子供いたとして、こういうこと本当に言うんかな?とはちょっと思ったり。
俺は言わないと思うw 西野さんが個人として優れてるのは事実でしょうけど、子供へ何かを伝える父性的な部分。欠けてるとまでは言わんが、何か違うんだな~。
大人、それも他人へ言うなら合ってると思う。何でも責任が持てる、持つしかない大人へ向けてなら、こういう生き方もありなんじゃないか。言うこと為すことに納得できたかもな。
主人公が大人だったら、もっと奥が深い話になってたんじゃないか。子供に対してだと、何かちょっと無責任なんじゃないか。
単純に少年漫画とかで冒険やらバトルしてワーキャーみたいなんとは違う内容ですからね。
目標や夢を持つこと。強い意思でそれを叶えること。言ってることは正しいんだけど、それを子供に言うんは余計なお世話のような……もっと生き方を自由に考えていいだろうし。難しいなこれw
子供へ向けて、子供である内に言うことで意味があんのかな?とも思うが……子供にこういうこと言うと、ゆたぼんみたいになりそうで怖いじゃん?w さすがに失礼か……でも、まあ……。
あんまり共感は出来なかった。なんで、西野さんには今すぐ結婚してほしいw 子供作ってほしい。父親になった西野さんがルビッチへ何を伝えるのか。それが見たい。
もしくはアメリカ行ってほしい。プペルをミュージカルにしたり歌舞伎にしたり、俺はそこだけ絶対違うと思う。
とにかく新作をどんどん作ってほしい。1クリエイターとして身一つで勝負してほしい。そこがアメリカなら尚良い。
対ディズニーなら敵地に乗り込むのが一番じゃない? 日本から狼煙を上げるのは間違いだったんじゃないか?
プペルは続編が中々面白そうだし。
中央銀行の話やら世界観が広がって、そこは素直に続きが見たいと思う。ぜひ、それを新境地か新天地で描いてほしい。
正直、西野さんって作家としてどうなん?と思ってたから。
この映画見て、実力や才能を確認できました。感服いたしました。
次の作品でまた観客の度肝を抜いてほしい。
では、また。
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