最低賃金が、この10月からアップするというニュースがありました。
日本人の労働に対する賃金は適正なのでしょうか?
素人なりに世界と比較してみました。
世界GDPランキング(2019)を見ると、
1位 アメリカ
2位 中国
3位 日本
4位 ドイツ
これを個人に直すと(2020)
1位 ルクセングブルク $116,921 日本円では 13,007,461円
5位 アメリカ $ 63,416 7,055,030 円
16位 ドイツ $ 45,733 5,087,796円
23位 日本 $ 40,146 4,466,242円 です。
世界平均年収ランキング(2020)では
1位 ルクセンブルク 7,211,456円
4位 アメリカ 6,912,736円
11位 ドイツ 5,631,969円
24位 日本 4,054,834円
ルクセンブルクについては、経済音痴なのでよく解りません。
GDPを国家から個人に置き換えると、これだけ順位を下げるのは一人当たりの生産性が悪いということなのでしょうか。
それにしても、同じようなドイツと比較して、年収が150万円以上違うとなると、いくら株価が高騰しても、内需は冷え込み経済成長が実感できないのは当たり前でしょう。
この20年間、平均年収はほとんど上昇していません。
ということは、アベノミクスという新自由主義の継承で、貧富の格差が広がっていることを考えれば、低所得層のベースアップは悲惨な状況なのではないでしょうか。
今回の最低賃金に引っかかるのは、アルバイトや非正規社員などコロナ禍の影響をもろに受けた人たちです。
また、子育て世代の困窮も久しく伝えられています。
2~30円の幅での引き上げなどではなく、経営者の方々にももう少し頑張ってほしい。
コロナ禍が落ち着いたら、更に賃金を上げて内需を拡大してほしい。そうすれば、半年か1年のタイムラグの後、経済は活性化するのではないだろうか。
非正規社員や子育て世代の賃金アップ、心から願っています。