退職オヤジのひとりごと

退職オヤジが直面する新しい日々…感動か困惑か?
カオスの日々を綴ります

文藝春秋11月号

2021年10月15日 05時03分37秒 | 本を読みました


興味を持った記事がありました。

財務省のぶっちゃけ話が文春に掲載されたら炎上した件について 現代ビジネス
 


早速『文藝春秋11月号』を買って、矢野康治さんの記事を読みました。


「経済」には全くの音痴で、出てくる言葉一つ一つが外国語のようで意味不明です。

ただ、文中にある『心あるモノ言う犬』というフレーズが印象的でした。


現役次官の「モノ言う犬」が文春に寄稿しなくてはいけないことこそが、行政内の風通しの悪さ、官僚達のストレスを物語っているようです。


故後藤田正晴さんが内閣官房の職員に対して発した訓示に「後藤田五訓」というのがあるそうです。


そこには「勇気をもって意見具申せよ」とあるようですが、意見具申がなされないか、なされても聞く耳を持ってもらえないのか、政治家との硬直した関係がこの寄稿の元始なのでしょう。

 


この記事に対し、早速官邸からの反応がありました。

高市氏、財務次官は「失礼」 「デフォルト起こらない」 日本経済新聞


内容の是非は兎も角、内輪もめに対し大人げない対応だと感じます。

これも、「バラマキ政策」同様、選挙のためのアドバルーンなのでしょうか。

 


40年も前の「レーガノミクス」の焼き直しをこの10年繰り返し、コスパが悪かった新自由主義的政策を更に続けようとする政権に、相変わらず「反省」やら「検証」などのできない人たちだと残念に思います。

もっと広く専門家の異見を聞けばいいのに・・・。

 


矢野さんの命がけ(左遷覚悟)の上申に官僚魂の一端を見た気がしました。

 


 10頁の記事のために960円も使ったので、一ヶ月掛けて他の記事も読んでみようかなと思います。

 


クロ現+

2021年10月15日 04時57分10秒 | テレビを見ました


クローズアップ現代+「自衛隊アフガン派遣の内幕・緊迫の“対比作戦”でなにが?」を見ました。

アメリカ任せの自国防衛に呆れました。5兆円も何に使っているんだか。


「集団的自衛権」などといいながら、日本のために協力してくれていた現地の人たちを切り捨てざるを得ないなんて、残念で仕方ありません。


デンマークや韓国では待避が完了し、オランダでは待避が一部完了しなかった責任をとって外相が辞任したそうです。

日本では菅総理が、

「今回のオペレーションの最大の目標は邦人を保護することだった。そういう意味では良かったと思っている。」

と評価しています。
現地協力者を見捨てる形になっているのにです。

政治家というより、人間としてこれでいいのか?

 

相変わらず責任は誰もとりません。

 


現地協力者の方々の命が心配です。

 


中村哲先生の命がけの努力で得た日本への信頼が、崩れてしまいそうです。