退職オヤジのひとりごと

退職オヤジが直面する新しい日々…感動か困惑か?
カオスの日々を綴ります

河井克行元法相が控訴取り下げ

2021年10月22日 04時19分57秒 | ニュースより


【速報】河井克行元法相が控訴取り下げ 「今回の件の全ての責任は私ただ一人にある」
https://news.yahoo.co.jp/articles/58b397836f421b24249bc7f469f276e6730069d1


元法相の元衆院議員河井克行被告(58)が21日、東京高裁への控訴を取り下げた。


河井被告は8月の初公判で無罪を主張したが、今年3月の被告人質問で一転して大半の買収を認め議員辞職し、執行猶予を求めていた。

実刑判決に「到底承服できない」として即日控訴したが、控訴を取り下げたことで懲役3年・追徴金130万円とした東京地裁判決が確定した。

 


最初、無罪を主張していた人が、一転買収を認めたことは、裁判の駆け引きなのだろうか。
どちらにしても「嘘つき」であることは事実です。


実刑判決に対し、即日控訴したにもかかわらず取り下げたことはなぜなのでしょう。

控訴棄却の予想が立ったのでしょうか、選挙がらみで党から圧力があったのでしょうか(今、裁判で大騒ぎしたくないとか・・・)。


嘘をついて無罪を言い張ったのですから、「反省している」とは見なされないのだし、法務大臣であったという責任の重さを考えれば、実刑やむなしと誰もが思う。

 


今回の件の全ての責任は私ただ一人にある」・・・という発言は、何を意味しているのだろうか。

普通こんな言い方をされれば、「他に責任の所在がある」という風に感じる。

 


『河井夫妻選挙違反事件』とは、2019年7月21日の第25回参議院議員通常選挙広島県選挙区において、河井案里が初当選した背景に、衆議院議員で夫・河井克行と共謀して大規模な買収が発覚した事件です。

当時、自民党本部からの入金額の違いが問いただされていました。

自民党岸田派に所属し岸田文雄党政務調査会長に応援された溝手顕正への党本部からの入金が1500万円だったのに対し、河井陣営には10倍の1億5000万円が入金され安倍晋三内閣総理大臣や菅義偉内閣官房長官に応援されたという格差があった。Wikipedia


河井案里氏を当選させるために行われた依怙贔屓は、当然自民党本部が決定したことです。

その4ヶ月後、河井克行氏が法務大臣に任命されたことを考えると、<自民党本部=安部晋三>の図式が成り立ちそうです。


『全ての責任は私ただ一人』は「安部氏には責任がない」と自ら蜥蜴の尻尾になった河井氏の計算なのでしょう。


それでは「計算」とは何なのか・・・。


自民党では「下着泥棒でも国対委員長になれる・・・」ことから、自らの『復権』なのでしょうか。


日本の公職選挙法第11条1~2項・第252条、政治資金規正法第28条、電磁記録投票法第17条に規定がある被選挙権を有しない者とは、「刑に処せられその執行を終わるまでの者」ですから、3年経てば、また立候補(復権)できるわけです。

 


3年後でも、安部氏の力は健在で自分のことも取り立ててくれる・・・ということなのでしょうか。

 


そんなことより、大がかりな選挙買収をするために10倍もの資金をつぎ込み、妻を当選させた(岸田派の候補を落とした)ご褒美に国務大臣に取り立てた張本人の責任はないのでしょうか。


訳わかりません!

 


参考までに、河井案里氏は
2021年2月5日の0時に有罪が確定。当選無効となり、2026年2月まで5年間の公民権停止となった。
同年6月8日に「組織的選挙運動管理者」に当たると認定され、連座制適用についても判決が確定した。これにより公民権停止に加え、参議院広島選挙区での立候補に限り2026年6月まで禁止となる。

議員活動中に河井に支払われた「歳費」「期末手当」「文書通信交通滞在費」は合計4942万円あまりであり、当選無効になってもこれを返納する義務はない。