検察当局、9日にも34人を一転起訴 買収事件で広島県議ら
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a3cbbd7ffb97017a6456329aaa96c13b7606146
今回は、東京地検特捜部が現金を受け取った100名のうち検察審査会が35人を起訴相当としたようです。
国政選挙の時期に、候補者から配られた現金を、何の疑問も持たずに受け取る地方議員に対し、『不起訴処分』とした東京地検特捜部の判断がおかしかったと言わざるを得ません。
「時期」と「社会的立場」を考えたら、100人全員を起訴処分でも良いと思うのだが。
やはり、日本の検察は有罪になる者のみを起訴する・・・有罪無罪を司法に代わって判断する?
おかしなシステムになっているのでしょうか。
そこには冤罪を防ぐとか、起訴されることで無罪であっても受けるであろう社会的制裁の防止、裁判件数を抑えることによる裁判所の負担軽減など、意味のあることなのかもしれません。
しかし、裁判こそが罪の有無を決める唯一の場であるべきだし、法廷内のやりとりで浮かび上がる社会が知るべき隠された真実もあると思う。
ここにも、密室で事が進む日本社会のアルアルが見え隠れする気がします。
兎に角、政界に弱い司法の現状が、検察を慎重にすると共に、政界そのものの腐敗を助長している気がします。
松潤主演のドラマ『99.9刑事専門弁護士』を思い出してしまいました。
頑張れ司法!
マスコミと司法が頑張らないと、民主主義社会でもプーさんみたいな独裁者が現れてしまいます。