『 人新世の「資本論」 』という本を読みました。
話題になっていたようなので、何となく手に取りました。
内容は
第1章 気候変動と帝国的生活様式
第2章 気候ケインズ主義の限界
第3章 資本主義システムでの脱成長を撃つ
第4章 「人新世」のマルクス
第5章 加速主義という現実逃避
第6章 欠乏の資本主義、潤沢なコミュニズム
第7章 脱成長コミュニズムが世界を救う
第8章 気候主義という「梃子」
だいたい『マルクスの資本論』が全く未知の世界で、頭が『?』のオンパレードとなってしまった。
資本主義は経済成長をしないと成り立たない・・・と云うことを初めて知り、まるで泳いでいないと死んでしまうマグロのようだと思ってしまいました。
もしそうだとすれば、いずれ限界が来るのだろうかと心配になりました。
記憶に残ったところは「価値」と「使用価値」ということば。
私たち人間が生きていく上で必要な「使用価値」と、貨幣で測られる「価値」との対比です。
未知の言葉の連続で、私には難しいものだったし、理解しにくい(実感が湧かない・想像しづらい)読みものでもありました。
自分の中に存在しないものに出会ったドキドキ感は、わずかに理解した部分に少しありました。