国連安全保障理事会が開かれたようです。
イスラエルとハマスの紛争に対し停戦を求めた決議案が、アメリカが拒否権を発動して否決されました。
15ヶ国のうち賛成は12ヶ国。日本も入っています。
棄権はイギリスとロシア。
イギリスはイスラエル建国に大きく関わったわけでイスラエル寄りだし、アメリカとの関係もあって棄権(事実上反対?)。
笑ったのはロシア。アメリカと歩調を同じくするのは不本意だろうが、自国が行っているウクライナ戦争(もはや特別軍事作戦ではない)を考えると棄権しかないか。
アメリカの子分である日本ですが、アメリカ追従ではない数少ない判断をしました。・・・偉い!
今後この問題に対して、同盟国アメリカにどのような態度で臨むのでしょう。
拒否権発動に対してアクション無しスルーでは頂けません。
マスコミも、目に見える惨状の報告だけでなく、目に見えない現状を取材し報告して欲しい。
それが無いと政府が無策なのかどうか解りません。
今回の臨時国会も、物価高への対応だけでなく議題に上がると良いと思うのですが。
アメリカが拒否権を発動した今こそ、この国会で停戦を望む日本国声明を出してほしいと思うのです。
それにしても国連は、常任理事国が戦争を始めた段階で、全く機能不全に陥っている気がして残念です。
その後米国から出された「一時的な戦闘中断」の決議案は、中国とロシアが拒否権を行使し、決議案は否決されました。
アメリカが「停戦」に拒否権を発動したし、反米国としては当然の態度でしょうか。
この「第二次世界大戦の戦勝国」に与えられた拒否権は『会話を拒否する権利』でしかなく困ったものです。