退職オヤジのひとりごと

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カオスの日々を綴ります

専門家会議

2020年05月01日 05時05分33秒 | ニュースより

 最近、ニュースにおけるコメントが少し変化しているような気がしています。
 
 変化は「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」に対するものです。


 「専門家会議」は、大学教授5名、関係研究所・センター所長4名、独立行政法人理事・弁護士・医師会常任理事各1名 計12名(うち女性2名)で構成されています。

感じるのは、その信頼感に対する「揺らぎ」でしょうか。


 安倍首相ら政治家も「専門家会議の助言を受けて・・・」と云う発言が多く、その影響力、信頼性は大きなものだったと考えていました。

しかしながら、PCR検査数の伸びが思わしくないことの原因が、専門家会議が「クラスターつぶし」に拘るが故のことと世間が思っているからではないでしょうか。


先日、政治家が「7割か8割」などと云ったことで、専門家会議と政府の間に不協和音が見られました。


行政は「日本独自」のアプローチに拘り小回りがきかず、日々刻々変わる状況に対し効果的な対策が見いだせていないようです。


なぜ、日本は方針転換が出来ないのだろうか?

状況そのものが変わっているのだから、従来の政策を変更しても「失策」とはならないと思うのですが。


「政策や政策変更」をしっかり記録に残し、今後の指針となるような資料を作っておいてほしいです。そして、情報は公開する。

「議事録を残さない」とか「非公開(マジックでほぼ消したもののみを公開)」はあってはいけないし、ましてや「議事録の改ざん」などは、赤字国債と共に我々の子孫に残す『負債』となってしまいます。

「特措法」が今一なのは、これら過去の検証が充分になされていないからではないでしょうか。

現に、SARSから学んだ、つまり記録を残し対策をとった国では、良い結果を得ているようです。



「だって日本はSARSの被害を受けていないから」という意見がまかり通っています。

それはいい訳でしょう。
ベトナムにしても台湾にしてもその取り組みは公開されています。

そこに対する危機感覚がなく、他国から学習する姿勢も欠けているようです。



穿った見方をすれば、根底には東南アジア諸国や中国、韓国などの国々に対するある種の感情があるのでは?

例えば、韓国の「ドライブスルー方式」に対する反応の欧米各国との差を見ると感じるところがあります。感情的になってはいないかと。

「日本独自」を貫きたいということも解らなくはないのですが、PCR検査等の姿勢からは、そんな偏った頑なさを感じてしまうのです。


ウィルスは脅威です。

国防には状況をしっかり分析する能力が不可欠でしょう。




先日、高須医院長が謝罪する記事を見ました。

内容の如何はともかく、「間違った」と思ったら、四の五の言い訳をせず、謝罪し方針を変える・・・ネームバリューのある人がとったこの姿勢は、勇気が必要だったと思います。




行政も専門家会議も、かつて八ッ場ダムや諫早湾、そして辺野古等で見られた、

『一度決めたら絶対』という姿勢からくる『世の中の変化に対応する機会』を逃す失敗を繰り返さないでほしい。



これはあくまでも『変われ』といっているのではなく、『拘りすぎるな』といっているのです。

まとまりのない文章になってしまいました。<雑感>です。



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