今学期になって、手を抜くことも含め要領が身についてきたせいか、多少余裕が出てきました。来年度は何かしら働くことになるので、また余裕はなくなると思いますが。そこで、いくつかの学生の自主活動に参加し始めました。その一つがJCC(Japanese Conversation Club)です。今学期は金曜日の午後。International Centerを使わせてもらえます。言語心理学のPisoniラボのミーティングもある時間なので、2週に1回くらいのペースで参加しています。
現在の会長は4年生のIwanさん。中国系のインドネシア人です(でも顔は日本人に見える)。IUで日本語を習って4年目、日本に1年(川崎市の専修大だそうです)留学していたこともあり、かなり上手です。自国の公用語のインドネシア語、民族語の中国語は当然上手、英語も話せる。なんとquadri-lingualです。それもどれもかなりレベルが高い。こういう、言語の才能がある人がたまにいて、うらやましいです。
で、いろんな人たちが集まって、適当に話題を挙げて日本語で会話をします。来ているのは日本語の授業を受講している人が多くて、たいていは学部生(でも、中学生が一人)。ほとんど話せなくて英語に頼る人もいますが、姉妹校の南山大学に留学した人もいて、かなり上手な人も。話し相手になる日本人もつねに数人。副会長の真美さんは和歌山の人。他にもいろいろ抱えて忙しいようですが、毎回来て面倒を見てます。
今日は初参加の人(インドの方)がいたので、みんな自己紹介。中学生の男の子が「アメリカ人です」と言うと、彼が今日に限って髪の毛を思いっきり立たせてきていたので、「いや、サイヤ人でしょ」と、イワンさんがドラゴンボールのネタを振りました。このネタにみんなウケるのでびっくり。みんな知ってるんかい! と。彼らは日本のTVのビデオなんかも借りてきて見たりするし、日本のことはよく知ってる。レイザーラモンHGの出ているバラエティも借りてきた事があり、彼がそこいらの一般人に向けて腰をぐいぐいやっているシーンを見て「あいつは何?」と聞かれて、じつに困りました。私も彼のことはまったく知らず、唖然としてたので。
ここによく来る学生の中に二人、韓国人とアメリカ人のハーフ(後に追加:差別用語と捉えられていると聞いたような、代わりに「ミックス」とか「ダブル」とすべきかもしれません)がいます。全く気がつきませんでしたが、言われてみればちょっとだけアジアっぽい要素が入った容貌? でも二人とも韓国語はあまり話せません。その一人Aprilは東アジア研究の学科で、日本語を勉強しています。以前の会長が久しぶりに今日やってきたのですが、彼はアメリカと日本のハーフだそうです。こういう出自があるとアジアについて学ぶ動機になることもあるでしょうが、そうでなくても日本に興味を持ってくれる学生はまあまあいるようで、うれしく感じます。
こちら側にも、日本に興味を持ってもらう現実的な利点があります。学部での日本語の受講者が多くて、日本語アシスタントのポストが比較的多いのです。東アジア学科では中国語、韓国語も学べますが、韓国語は日本語に比べるとはるかに学習者が少ないらしい。だから競争倍率もはるかに高く、アシスタントのポストにありつける可能性はずっと低くなるそうです。これは、日本語および日本文化の人気の恩恵で、感謝しなくてはいけないでしょう。中国・韓国も文化輸出には力を入れてきてるようですから、東アジアで圧倒的な地位を保つのは難しいかもしれませんが、今後もふんばってもらえると個人的には助かります。
日本が好きな学生が一番興味があるのはやはりアニメとゲーム。そんなわけで、上記のようなネタに、即座に反応する下地はあるらしいです(日本ではドラゴンボールというともう大昔ですけど)。日本のバンドが好きな女の子もいる、好きなのはいわゆるビジュアル系らしい(詳しいことはわかりません)。
BloomingtonにはSUSHI BARというすし屋があります。経営者は日本人ではなく、中国人と韓国人で、仲違いして袂を分かった末、韓国人の方が“Japonais”(なぜフランス語?・・・)という店を新たに開店したそうです。そこに日本語のカラオケがあるらしく、みんな(とくにアメリカ人の子が)行きたがっています。明日から一週間授業が休み。それが明けたらみんなで行こう、という話。日本よりは勉強して(させられて)いると思いますが、やっぱり学部生はどっちかというと、楽しく遊ぶことにより関心がある感じ。ひたすら勉強、という感のある大学院生とは非常に対照的で、こういう学生グループに参加する院生は多くないのですが、今後も時間があれば続けたいと思っています。
現在の会長は4年生のIwanさん。中国系のインドネシア人です(でも顔は日本人に見える)。IUで日本語を習って4年目、日本に1年(川崎市の専修大だそうです)留学していたこともあり、かなり上手です。自国の公用語のインドネシア語、民族語の中国語は当然上手、英語も話せる。なんとquadri-lingualです。それもどれもかなりレベルが高い。こういう、言語の才能がある人がたまにいて、うらやましいです。
で、いろんな人たちが集まって、適当に話題を挙げて日本語で会話をします。来ているのは日本語の授業を受講している人が多くて、たいていは学部生(でも、中学生が一人)。ほとんど話せなくて英語に頼る人もいますが、姉妹校の南山大学に留学した人もいて、かなり上手な人も。話し相手になる日本人もつねに数人。副会長の真美さんは和歌山の人。他にもいろいろ抱えて忙しいようですが、毎回来て面倒を見てます。
今日は初参加の人(インドの方)がいたので、みんな自己紹介。中学生の男の子が「アメリカ人です」と言うと、彼が今日に限って髪の毛を思いっきり立たせてきていたので、「いや、サイヤ人でしょ」と、イワンさんがドラゴンボールのネタを振りました。このネタにみんなウケるのでびっくり。みんな知ってるんかい! と。彼らは日本のTVのビデオなんかも借りてきて見たりするし、日本のことはよく知ってる。レイザーラモンHGの出ているバラエティも借りてきた事があり、彼がそこいらの一般人に向けて腰をぐいぐいやっているシーンを見て「あいつは何?」と聞かれて、じつに困りました。私も彼のことはまったく知らず、唖然としてたので。
ここによく来る学生の中に二人、韓国人とアメリカ人のハーフ(後に追加:差別用語と捉えられていると聞いたような、代わりに「ミックス」とか「ダブル」とすべきかもしれません)がいます。全く気がつきませんでしたが、言われてみればちょっとだけアジアっぽい要素が入った容貌? でも二人とも韓国語はあまり話せません。その一人Aprilは東アジア研究の学科で、日本語を勉強しています。以前の会長が久しぶりに今日やってきたのですが、彼はアメリカと日本のハーフだそうです。こういう出自があるとアジアについて学ぶ動機になることもあるでしょうが、そうでなくても日本に興味を持ってくれる学生はまあまあいるようで、うれしく感じます。
こちら側にも、日本に興味を持ってもらう現実的な利点があります。学部での日本語の受講者が多くて、日本語アシスタントのポストが比較的多いのです。東アジア学科では中国語、韓国語も学べますが、韓国語は日本語に比べるとはるかに学習者が少ないらしい。だから競争倍率もはるかに高く、アシスタントのポストにありつける可能性はずっと低くなるそうです。これは、日本語および日本文化の人気の恩恵で、感謝しなくてはいけないでしょう。中国・韓国も文化輸出には力を入れてきてるようですから、東アジアで圧倒的な地位を保つのは難しいかもしれませんが、今後もふんばってもらえると個人的には助かります。
日本が好きな学生が一番興味があるのはやはりアニメとゲーム。そんなわけで、上記のようなネタに、即座に反応する下地はあるらしいです(日本ではドラゴンボールというともう大昔ですけど)。日本のバンドが好きな女の子もいる、好きなのはいわゆるビジュアル系らしい(詳しいことはわかりません)。
BloomingtonにはSUSHI BARというすし屋があります。経営者は日本人ではなく、中国人と韓国人で、仲違いして袂を分かった末、韓国人の方が“Japonais”(なぜフランス語?・・・)という店を新たに開店したそうです。そこに日本語のカラオケがあるらしく、みんな(とくにアメリカ人の子が)行きたがっています。明日から一週間授業が休み。それが明けたらみんなで行こう、という話。日本よりは勉強して(させられて)いると思いますが、やっぱり学部生はどっちかというと、楽しく遊ぶことにより関心がある感じ。ひたすら勉強、という感のある大学院生とは非常に対照的で、こういう学生グループに参加する院生は多くないのですが、今後も時間があれば続けたいと思っています。