北アルプス穂高連峰の奥穂高岳と涸沢岳の間、丁度3000mの高さにある白出のコルに建つ立派な建物が穂高岳山荘で、今年で90年の長い歴史を持っています。私も約45年前の4年間、冬を除いた3シーズンをここで過ごした経験を持っています。
当時から較べると山荘の進歩には驚くばかりです。現在は社長を退いた今田英雄氏の英知と努力が今の形に創り上げたのです。
まだ当時は私も英雄氏も若かったので、二人で良く岩登りに行きました。滝谷を初め奥又白から屏風岩まで登りました。ジャンダルムT2フランケには新ルートも開拓しました。スキーはプロ並だった英雄氏に教えてもらい、教わり始めて2週間で山荘前から涸沢まで滑り降りました。今はとても懐かしい思い出となっています。
写真は今年の夏の穂高岳山荘を涸沢岳から撮ったものです。ヘリポートにまで登山者のテントが張られて、大変賑わっていました。 穂高は本当に楽しい山です。