強い雨が降る前にパレットの前で Mちゃんに会った。
彼は去年の千住の大祭で神社半纏を着てんです。
今年は初夏に祭が無かったから「身体が出来てない」そうで
最近呼ばれた お祭でイキナリ前棒に入れられて担いだ瞬間「ギクッ」と来て
冷や汗かいたそうです。
彼の町では歴代の神社半纏は睦の会の会長が役を受けてるようで、現在の会長は彼。
彼のいる神輿は安心できて素人でも楽しいんです。
担ぎ終わって砂っぱらいで飲み食いしながら話して帰りがけには睦会の人や
料理を作ったオバサンたちにまで来てくれた礼と「来年も来てね!待ってるから!!」
なんて言われて送り出されるんです。
友人と行ったその年は自分達みたいなのが感謝されるなんてイイ心持になったもんです。
ところで M ちゃん今週末の宵宮に身体が出来上がってナイと言いながらも
気合入ってました。
彼らの町の大きな神輿は彼らが少しずつ長い時間を掛けて自分達で造ったものなんです。
国道も渡御しますから盛り上がりも最高です。
けれど物事は両刃の剣で重く大きな神輿は多くの担ぎ手を必要としますから
土曜の宵宮はともかく、どれ位の応援が来てくれるかで日曜午前の神輿を
一回り小さいモノにするか決めるそうです。
Mちゃん「あの頃は若かったから造れたけど、もう今じゃ出来ないよ」
タシカニ!僕も周囲も故障者リスト入り続出。
そういやモトクロ以来の友人 A君は職場で倒れるて以来
猛烈なリハビリに励んでるに違いないと思うんですが彼も祭りが大好きで
今年は中止だったようですからさぞ残念だったと思います。
A君に呼ばれて彼の町に行った時、
彼のダボは微妙に白くなく裾は擦り切れ妙に迫力ありましたっけ。
十代の頃はバイクばかりで祭のマの字も口に出さなかったのにね。
Mちゃんと話してたら
自分の信念どこまでも曲げず、妥協せず、偏屈そうで優しく口の悪い A君を思い出した。