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PAP-JAPAN代表、川井眞理のお仕事(以外もてんこ盛り)日誌

教わる態度

2007-01-28 | 勉強
脳ミソのブラッシュアップをすべく、昨日、久しぶりにワードの1日講習会に参加しました。
テーマは私にも大いに関連がありながら、すぐに「それは本業じゃない!」と言いたくなる、苦手なチラシ作りです。

通常は朝から夕方までの基礎・応用の2日間講座が、今回は忙しい人のために特別に、午前中基礎、午後応用と1日に圧縮されており、良くも悪くも盛り沢山。
ボヤボヤしてるとたちまち置いてきぼりをくってしまう怖~い講座なのです。

初めから多少の゛積み残し゛が出るのは承知の上、それでも大筋をゲットできたら得、といったスタンスでないと講座に参加すること自体が辛くなってしまいます。

午後に入ってから、前席に坐っていた60代とおぼしきオジサンが(自分がうまく出来ない苛立ちから)講師の女性に八つ当たりし始めました。

教わる量もスピードも半端じゃなく、言われた課題を全部こなそうとするとたちまちお手上げ状態になってストレスがたまり、誰かに怒鳴りたくなる気持ちは私も授業が始まった早々に味わいましたから、よーくわかります(^^;)。

しかしですよ、皆同じ気持ちだろうことがすぐに察せられる場面だのに、まるで小学生のそれも低学年のように「先生がパソコンの電源を切ったから、うまくできなくなったんですよ!それまではうまく動いていたのにッ!」って、何度も何度も怒って講師に八つ当たりするのはあまりにも醜い行為と見えました。

(確かに講師にも多少配慮の足りない面はありましたが、さすがに彼女は大人。こういう理不尽なオジサンには「すみませんでした」とひたすらにこやかに、オジサンの抗議の回数と同じだけ何度でもお詫びを言うのみで、一切の言い訳はしませんでした。立派です)

その後、オジサンは自分ができないことが多くなるにつれて、遂に教室にいるインストラクター1人を独占してしまいました。
講師2人を入れても先生は4人、会場には受講生が30人ほどもいたのですから教わりたいのは皆同じ。

だけど、オジサンは何もかも自分で考えるのを放棄したかのように、彼女に頼り始めたのです。
一般のPC教室でこれをやるとごっつう嫌われます。
たちまち「個人レッスンを受けてくれ」と言われることでしょう。

それだのに、オジサンは講座が終わると全く何ごとも起こらなかったかのようにケロッとした顔で会場を後にしました。
彼は果たしてどこでその技術を使うのやら。
市民活動の場などでは尊大で、怒りっぽくて、自分勝手で、嫌われているんじゃないかと心配です。

(よく解釈すれば、年をとっても新しい技術を身につけようと頑張っており、向上心があるというべきなんでしょうが、最近、この手の゛怒りんぼシニア゛゛身勝手シニア゛があまりにも多すぎるので、(私は)そんな甘やかしはしませんゾ。

思いは私も同じでしたが、大人なんだから少し自分の苛立ちの感情の出し方を工夫すべきです。
年をとるほどに人は周りが見えなくなり、感情がセーブできなくなるといいますから、私も気をつけねば。

そしてゲットした技術はというと、タイトルも本文も図形もイラストも、とにかくすべてをワードの「図形描画ツール」を駆使して1枚のチラシに作りあげる技が少ーしだけですが身につきました。

ピアノの鍵盤らしきイラストを作ったり、クリップアートからト音記号を出してきてそれを傾けたり、角丸四角と線の組合せで゛ちょうちん゛を作り、並べたり傾けたりなんかができるようになりました。

ハイビスカス?の花飾りなんかも作れます。
もちろん、色つけもバッチリ。
私にしては格段の進歩です(^^)。

こういうものはPC教室のインストラクターに教わっても全くダメで、実際にチラシを作る現場で日々研鑽している人から教わらないと実践の役に立ちません。
「チラシマスター」とでも呼びたい講師を見ながら、そんなことを思いました。