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PAP-JAPAN代表、川井眞理のお仕事(以外もてんこ盛り)日誌

先生、こっち見てよ?

2007-01-30 | Weblog
恒例になった感のある大腸内視鏡検査を今年も受けるべく、神戸市灘区にある私立のK病院へ手続きに行ってきました。
昨年1月まで大御所のM先生がおられたので「先生今年もお願いします」で一発OKだったのですが、今年は予約の電話をすると「先ず診察を受けてください」と言われてしまったのです。

診察時間も予約してもらって行ったのに、担当のI先生に対面できるまで約1時間。
(予約したのは何のためなんだ!?)
初めてお目にかかったI先生は40代後半とおぼしきドクターでした。

「お待たせしてすみません」と言ってくれたまでは良かったのですが、この病院は昨年1月の工事で院内がガラリと模様替えしてきれいになり、ついでに電子カルテを導入したもよう。

薬の処方箋もすべてPCでドクターが電子カルテに直接記入するのですが、先生が入力に一生懸命なので邪魔をしないよう、大人しく先生の横顔とモニター画面と、キーボードを打つ先生の危なげな手つきを眺めていました。
簡単なカタカナ入力すらもややこしいらしく、先生は何度も何度もキーボードを叩きなおしています。
その間ひと言も発さずひたすらモニターに向かい、私のことはおいてきぼり。

そりゃ私は検査が目的ですから一般患者とは違うかもしれませんが、それにしても思わず「先生患者は私よ?こっち見てったら!何か言ってったら!」とでも叫びたくなってしまいました。
先生がPCの画面にかかりっきりで、私の方をほとんど見てくれなかったからです。
患者の顔を見るよりもPCの画面を見ている方が長かったのではないかしらん?

おまけに、以前のM先生は(50代と思いますが)穏やかに何でも聞いてくれ、しつこく色々尋ねても決して嫌な顔をせずに丁寧に教えてくれたのに比べて、I先生は穏やかそうに見えたのは初めだけ、何やら言葉の端々に冷たさを感じてしまう説明の仕方をする先生でした。
(ライターの直感、バカにするんでないぞよ!)

親切に昨年までの状況を解説してくれるわけでなし、ちらとM先生の手書きのカルテを見て「去年は鎮痛剤が切れそうになったのか、途中で追加してますね」とか、「普通、排便時に出血があるというのは痔だということです」(←初めて聞いてビックリ)とか「写真には写ってませんけどね」と、まあとにかく言い方が冷たいのです。

思わず「あなたじゃないドクターにかかりたいですっ!」と叫びたくなりましたが、グッとがまん。
通常の下剤の量を処方しようとされるので、「先生、私は下剤が効き過ぎるのでいつも半分に減らしてもらっていました」と言うと、「フーン」とめんどくさそうにカルテをひっくり返して確認した後、「通常6錠」と書いてあるのを「じゃあ半分にしときましょう」と「4錠」と入力しています。
(それじゃ半分じゃなくて3分の2だろうが!)

「私には多すぎるっての!」と内心毒づきながら先生に「あのー、3錠じゃ?」と言うと、「元々は10錠飲む薬なので4錠でいいんです!」とのこと。

検査日の予約をするのも勝手に日にちを指定されるので、「すみません、その日は用事があるので1週間後ではダメですか?」と言うと、「あ、もう消しちゃったから、また一から入力しないと」と、またまたモニターとキーボードとにらめっこです。(←患者、イライラ募る)

この後、最初に指定した予約日と新たに設定し直した予約日の両方の用紙を渡してくれるわで、とにかく最後まで要領を得ないドクターでした。
会計係は(会計が終わらないと薬が出ない仕組みなのに)薬局へ渡す処方箋を渡し忘れるし、「皆一体どうなってるんだ!?たるんでるぞ!」と毒づきつつ帰ってきました(←段々私も゛怒りんぼオバサン゛に。我ながらイヤんなります)

電子カルテも最新鋭機器での治療もいいですが、大切なことを忘れた治療になってやしませんか、K病院さん?
「前の方がずっと良かったのに…」と思ってしまうのは杞憂でしょうか?