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PAP-JAPAN代表、川井眞理のお仕事(以外もてんこ盛り)日誌

生き物はいつ地位を持つのか?

2006-02-16 | Weblog
これは熱帯魚たちの話でありながら、人間界にも関係ありそうな話です。今日、美味エサ・ブラインシュリンプを食べるプラティの稚魚たちを見ていて、生き物の序列が出来あがる様を目の当たりにしました。
 あと1日で生後60日を迎えるプラティ稚魚は現在4匹います。サイズから見て、何となくメス2匹、オス2匹だろうと想像しています。ある動物界ではメスの方がオスよりずっと大きいからです。それでも4匹は仲良く暮らしているように見えました。そこへちょっと粘りのある微小プランクトンの冷凍エサを与えたのです。結果は――。
 それまで粉末エサを水で溶いたものを与えていたときは、稚魚4匹は仲良く底に落ちたエサをついばんでいたのです。ところが今回、゛エサ山゛を目の当たりにすると、1匹のメスがまるで゛プチ女王様゛のように他を睥睨(へいげい)して先に食べ始め、それどころか、一緒にエサにぱくつこうとする他のサカナたちを牽制、ちょっとでも食べようとするのが現れると、エサは脇へおいて猛烈な攻撃を繰り返します。まるで「お前たちは私が食べ終わるまでお待ち!」といわんばかり。
 その結果、他の3匹は゛プチ女王様゛が食べ終わるのをじっと大人しく見ることになり、女王様が引き上げた後でエサに向かいました。そう、驚くべきことにプラティの世界には完全な序列が出来上がっていたのです。思うに、大量にエサを持ち始めた途端に、生物界には序列が生じのでは?それが1カ所に集中したのも順位付けの行為を助長したようです。画像でひときわ大きいのがプチ女王様。体のサイズが物を言う原始的な暮らしをしています。
 

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