2015年11月21日(土)
N響 定期公演です
始まる前に、代々木公園に行きました。
イチョウが美しく黄葉して、』地面は金色のじゅうたんです。
NHKホール前の木々も色づいています。
第1821回 定期公演 Cプログラム
♪ ショパン/ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11
♪ グラズノフ/バレエ音楽「四季」作品67 ―「秋」
♪ ハチャトゥリヤン/バレエ組曲 「ガイーヌ」
― 「剣の舞」「ばらの少女たちの踊り」「子守歌」「レズギンカ舞曲」
♪ チャイコフスキー/序曲「1812年」作品49
指揮:ウラディーミル・フェドセーエフ
ピアノ:チョ・ソンジン ~
ショパン国際コンクールの覇者
1曲めの最初から、今日のN響はいい音の響きをしています。
そして、チョ・ソンジンのピアノは、超絶技巧さえ軽々として、まるで自分が作った曲のように一音一音まで気持ちがこもって美しい。かといって情緒に流されるのでなく、やはり若々しい演奏というのでしょうね。
聞いていると、ショパンのピアノ協奏曲 第1番をあらためて好きになりました。
アンコールは、迫力もある演奏で、会場中がシーンと聞き惚れていました。
ショパン ポロネーズ第6番 変イ長調「英雄」
フェドセーエフの指揮を聞くのは、三回目です。
今回もすばらしい演奏です。休憩後のロシア音楽は、民族色たっぷりだけれど洗練され、本当に楽しく演奏しているのが伝わってきます。
鳴り止まぬ拍手と花束で、コンサートは余韻を残しながら終わりました。 ♪
11月定期公演の聴きどころ
11月の定期公演は、ディエゴ・マテウス、ネヴィル・マリナー、ウラディーミル・フェドセーエフの3人の指揮者が登場する。
1924年生まれのマリナー、1932年生まれのフェドセーエフと1984年生まれのマテウス、さらには1923年生まれのメナヘム・プレスラーと今年のショパン国際コンクールの最高位受賞者も加わった顔ぶれは、長老格 vs 超新星の趣。
音楽界の歴史と未来を伺い知る、興味津々のひと月となる。
重鎮フェドセーエフによる迫力満点のプログラム
Cプロは、83歳を迎えたロシアの重鎮 ウラディーミル・フェドセーエフの指揮。
1974年以来コンビを組むモスクワ放送交響楽団(現チャイコフスキー交響楽団)との豪快かつ躍動感に充ちた演奏で知られる彼だが、N響とは2013年に初共演。
スケールの大きな巨匠芸で感嘆させ、今年4月の共演でも高い人気を集めた。それゆえ同年続いての登場は実に嬉しい。
しかも今回は、グラズノフの《四季》から収穫の喜び漲みなぎる〈秋〉、民族色全開のハチャトゥリヤン《ガイーヌ》、華麗なチャイコフスキーの《序曲「1812年」》という、マエストロのタクトで最も聴きたい、ファン感涙のプログラム。
彼のトレードマークともいうべき《ガイーヌ》の〈レズギンカ舞曲〉を含めた迫力満点のロシア管弦楽曲集を、充実のN響サウンドで味わえるのは、この上ない喜びだ。
前半は、今年10月に開催されるショパン国際コンクールの覇者が、ファイナルで演奏した協奏曲を聴かせる。
多くのスターを輩出した当コンクールの優勝者の実力は保証付きだし、フェドセーエフの老練なサポートも強い味方。新たな才能とのいち早い出会いに胸が躍る。
[柴田克彦/音楽評論家]
♪ このコンサートの放送予定
11月20日(金) 生放送 ベストオブクラシック NHK-FM 7:00pm~9:10pm
これまでに聞いた、フェドセーエフとN響のコンサート
2015/4/18 ⇒ Myブログ:4月N響定期はフェドセーエフのロシア
2013/5/18 ⇒ Myブログ:5月N響定期は初指揮フェドセーエフ