パそぼのあれこれフリーク:Part2

2022年5月にAutopageブログ「パそぼとベルルのあれこれフリーク」から引っ越し、同じ内容で書き続けます。

◎プレミアムシアターで「トゥーランドット」を観る

2020-11-09 17:28:00 | オペラ
先日の日曜の深夜、素晴らしい オペラを TVでみました。

この夏は、コロナ禍で「METライブビューイング」を見に行けなかったので、TV放送が唯一の楽しみ ♪

2020年11月9日(月) 午前2:50~午前4:54
NHK BSプレミアム プレミアムシアター  後半

東京文化会館公演 歌劇「トゥーランドット」(2019年)
日本から世界に発信したオペラの祭典 

プレミアムシアター後半の「トゥーランドット」が始まる前の放送で、カラフの美声を聴きました。
日本公演だから日本人が歌うのかしら? それにしても美しい声で素晴らしい歌唱力。
これは聞かなくては! 
最後になってやっとカラフ王子の名前がわかった。「テオドール・イリンカイ」、また聴きたい。素晴らしい歌声です。

オペラ全体も面白かった。 
ずい分前に海外からのオペラ公演で「トゥーランドット」を見たことがあるけれど、今回は字幕を読みながら聴くので歌詞の内容がよくわかります。
へぇ~ こんなこと歌ってたんだ。
出だしからプッチーニの音楽は個性的で魅力的ですが、歌詞は民衆の貧しさや残酷な処刑など。美しい音楽にそぐわないような・・・。

氷のような姫君もさることながら、話が進むに連れ段々とカラフ王子は傲慢で嫌な奴になります。
これまでみた「トゥーランドット」はハッピーエンドで幕になるので、リューの存在はなんだったんだろうと常々思っていました。
が、本演出のエンディングは直前にもしや!と思ったとおりのハプニングになって、腑に落ちました!

プッチーニはオペラを完成させることなく、リューの自害の場面まで作って病死したそうなので、もし完成させていたら、例えば 今回のストーリーのような別のエンディングになっていたかもしれません。


歌劇「トゥーランドット」(全3幕) プッチーニ 作曲

トゥーランドット:イレーネ・テオリン
カラフ: テオドール・イリンカイ
リュー:中村恵理
リッカルド・ザネッラート,持木弘,桝貴志,与儀巧,村上敏明,豊島祐壹,大野和士,ほか

児童合唱:TOKYO FM 少年合唱団
合唱:新国立劇場合唱団・藤原歌劇団合唱部・びわ湖ホール声楽アンサンブル
管弦楽:バルセロナ交響楽団
指揮:大野和士
演出:アレックス・オリエ

収録:2019年7月9・12日 東京文化会館

番組詳細:アーカイブより
 世界最高峰の豪華キャストによる新演出の「トゥーランドット」を、大野和士指揮、バルセロナ交響楽団の演奏でお聴きいただく。
 大野和士プロデュースによる「トゥーランドット」を、世界中で話題の演出家、アレックス・オリエの新演出でお送りする。冷酷な姫トゥーランドットと、彼女に恋した異国の王子カラフ。2人が迎える結末は…。トゥーランドット姫を当たり役とするイレーネ・テオリン、リュー役の中村恵理ほか豪華出演者の歌唱に注目。

    ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~ ☆ ~ ~ ~ ~

2019.10.04  →  壮大なセットと一流歌手の名演に会場は熱狂 オペラ夏の祭典2019-20 Japan ↔ Tokyo ↔ World 『トゥーランドット』 〈東京文化会館〉 ~ 東京都歴史文化財団

 → トゥーランドット - Wikipedia

★ テオドール・イリンカイ Teodor Ilincăi  ルーマニア生まれ。

 
プッチーニ:歌劇≪ラ・ボエーム≫英国ロイヤル・オペラ2009 [Blu-ray]
ヒブラ・ゲルズマーワ(ミミ)、テオドール・イリンカイ(ロドルフォ)、インナ・デュカク(ムゼッタ)、ガブリエーレ・ヴィヴィアーニ(マルチェッロ)
アンドリス・ネルソンス指揮
ロイヤル・オペラハウス管弦楽団&合唱団 


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