P印良品

気の向いた時にその日聴いてたCDやら最近観た映画やらを取り上げてソレについてアレやコレやと…

【映画紹介#1】"Million Dollar Baby"

2005-07-03 11:36:25 | Movie
今までの記事が音楽について、て片寄ってたんで、
今回は映画について書きます。…にしても社会人に
なってからは、手前ぇでも驚く程映画観なくなったな。
映画館行く回数も減った(今は1回/月位。)し、
ビデオなりDVDなり借りて観ることも殆どなくなった。
曲がりなりにも大学で映画を先行していた身としては、
このままじゃ錆び付かせてしまうな、マズいな、って
のはあります。
で、本題。
一昨日、『ミリオンダラー・ベイビー』を観ました。
公開されてから日が経ってるんで、事前情報が大分
入ってしまってる中で観たんで、映画が"何を"
描くのか?よりもそれを"どう"描くのか?って部分に
意識が行きました。ヒラリー・スワンク演じるマギーの、
その終わり方(終わらせ方)含めての生き様(これが
この映画で描かれる"What-何を?"のメイン)、という
ものを描いて行く上で、

マギーの家族が好ましくない人物として描かれる度合いが
強過ぎやしないか?

という点が少し気になりました。結果、それに対比される
ことでマギーが特別な人物になり過ぎてしまったのでは
ないか?というのが僕の考えです。本当の家族を悪く描く
ことで、彼女とトレーナーのフランキーのかりそめの親子
(父娘)関係の結びつきの強さが増す、という効果も
生まれていますが。
映画を観ている人の大半(だと思います。)は、彼女の
様にストイックにはなれないのだから、そうでない人を
是としない、特にその(つい易きに流れてしまう人の)
典型であるヒラリーの家族を、極端に言えば「悪」
として描いてしまうのはなー、と。そこが気になりました。
しかし、彼女をひたすらストイックな人物として描かない
ことには、あの選択に僅かにでも妥協的な部分が現われて
しまう、って所もあるんですよね。難しいな。
結局、この映画についてはまだまだアレコレ考えさせられそうです。
また違った意味で気になるシーンもあるし。
ってコトは、残るモノがあった、ってコトだ。
観て良かった。
えーこの映画ごらんになった方は是非ご意見なり
お聞かせ下さい。お待ちしております。では。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿