読者の方より「ガーシュインが一区切りしたら、スクリャービンを書いてほしい」との言葉があったので、昨日号にてガーシュインは一段落したので、本日号はスクリャービン を書く。
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スクリャービンは、音楽史上でも希有な存在である。
オケ曲もピアノ協奏曲も室内楽も歌曲も、はっきり言って「スカ」である。
と感じる。唯一の例外である「法悦の詩」も、ピアノソナタ第5番作品53 を下敷きにした作品の上、ピアノソナタの域にまでは達していない。
だが、魅力的だ、ピアノソロ曲は! ソナタに限らず、詩曲や幻想曲やワルツなどが何と色彩豊かなことか!!
多くのピアニストが魅せられ、嵌り、一生を費やしてしまう作曲家の1人である。生前も女性に大いにモテて、「2人の妻が避暑地に一挙に訪れて混乱に陥った」との記述があるが、これだけの曲を作曲すれば、「あり得る!」と思う。
作品番号にて、「作品60以降」の後期作品についての評価は、未だ定まらない作曲家に思えるが、「作品54以前」だけを捉えても、「世界最高の作曲家」の1人である。
明日号もスクリャービンの予定。
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音楽史上の奇跡 = スクリャービン
スクリャービンは、音楽史上でも希有な存在である。
- ショパン + リスト から開始され、ピアノ音楽だけを発展させた
- ロシア生まれ&育ちであるのに、ロシア音楽と一切無関係な曲ばかり作曲し、「世界的作曲家」の地位を築いた
- 「法悦の詩 作品54」を唯一の例外として、ピアノ音楽以外には全く傑作を遺さなかった(← 問題発言かも?)
オケ曲もピアノ協奏曲も室内楽も歌曲も、はっきり言って「スカ」である。
全ての語法が ピアノ! が原因
と感じる。唯一の例外である「法悦の詩」も、ピアノソナタ第5番作品53 を下敷きにした作品の上、ピアノソナタの域にまでは達していない。
だが、魅力的だ、ピアノソロ曲は! ソナタに限らず、詩曲や幻想曲やワルツなどが何と色彩豊かなことか!!
多くのピアニストが魅せられ、嵌り、一生を費やしてしまう作曲家の1人である。生前も女性に大いにモテて、「2人の妻が避暑地に一挙に訪れて混乱に陥った」との記述があるが、これだけの曲を作曲すれば、「あり得る!」と思う。
作品番号にて、「作品60以降」の後期作品についての評価は、未だ定まらない作曲家に思えるが、「作品54以前」だけを捉えても、「世界最高の作曲家」の1人である。
明日号もスクリャービンの予定。