そろそろまた数字が増えてきて
今後どうなるんだろう?
東京都のデータを持ってきて
眺めてみました。
日毎感染者数から7日間移動平均、
7日後の再生産数に非常事態宣言時期
を重ねてみる。
今さらながら段々とピークが大きくなる
ことに戦慄を覚えます。
非常事態宣言は再生産数を抑えるのに
一定の効果があったことも分かります。
でも2回目は途中から上昇に転じている。
慣れのせいか、変異型のせいか。
2回目はかなり日毎感染者が増えてから
発出されたことも気になります。
でもピーク時でも10万人に10人程度
だからどこまで気にするのか?
という気持ちも分からないでもないです。
これらのことから下記を想定して今後の
予測をしてみました。
1. 現在の再生産数の微増を線形とする
2. 2回目と同程度の感染者数で再宣言
3. 宣言後7日程度で再生産数が0.7程度に一時的に下がる
4. 来年2月末までにワクチン接種率70%程度
5. 接種済の人は再生産に寄与しない
するとこんな感じになります。
なんとなくオリンピック前後で
何からの宣言を出さざるを得ない雰囲気です。
年内に2度の宣言、
3回目は5月中旬~6月一杯、
4回目は8月下旬~9月一杯。
でもその後接種が順調に進むと
来年の2月にはほぼ終息します。
(累計感染28万人、死亡5千人)
本当はもっと早く接種スタートできて
いたらと思うけど、
一方で他国の副作用の傾向を見ることも
できるので一長一短かも知れません。
すると、気になるのは
政府の宣言の判断が遅かったり、
接種が順調に進まない場合。
こうなります。
もっと頻繁に宣言と解除を繰り返し、
来年の2月になっても終息しません。
(累計感染43万人、死亡1万人)
こういう計算は何か他人事で
権謀術数みたいで嫌な面もあるし、
あくまでも計算遊びなので、
1~5の仮定が間違っていたら、
もしくは他の因子があれば全然違う結果に
なりますが、
日々の新聞のデータを評価する
参考程度にはなります。
(ズレが生じれば、
その因子を考えることになるし)
いずれにしても
これまで1年ちょっとの
累計感染12.5万人、
死亡1800人より、
今後1年の方が大きな被害が
出るかも知れない。
オリンピックを本当にやるのか?
医療機関の負担を考えると、
例え日毎10万人に10人でも
ニューノーマルを変える気にはなりません。