僕には両親も家族もないし、兄も高校時代に家出して以来行方不明のままだけど・・素晴らしいドラマだった。
それは「ありがとうございます」ー
http://www.gyao.jp/sityou/catedetail/contents_id/cnt0065584/
吉原幸子の「あたらしいいのちに」という詩を連想してしちまった。
あたらしいいのちに 吉原幸子(1932~2002)
おまへにあげよう
ゆるしておくれ こんなに痛いいのちを
それでも おまへにあげたい
いのちの すばらしい痛さを
あげられるのは それだけ
痛がれる といふことだけ
でもゆるしておくれ
それを だいじにしておくれ
耐へておくれ
貧しいわたしが
この富に耐へたやうに――
はじめに 来るのだよ
痛くない 光りかがやくひとときも
でも 知ってから
そのひとときをふりかへる 二重の痛みこそ
ほんたうの いのちの あかしなのだよ
ぎざぎざになればなるほど
おまへは 生きてゐるのだよ
わたしは耐へよう おまへの痛さを うむため
おまへも耐へておくれ わたしの痛さに 免じて
―『幼年連祷・1964年・歴程社刊』より―
それは「ありがとうございます」ー
http://www.gyao.jp/sityou/catedetail/contents_id/cnt0065584/
吉原幸子の「あたらしいいのちに」という詩を連想してしちまった。
あたらしいいのちに 吉原幸子(1932~2002)
おまへにあげよう
ゆるしておくれ こんなに痛いいのちを
それでも おまへにあげたい
いのちの すばらしい痛さを
あげられるのは それだけ
痛がれる といふことだけ
でもゆるしておくれ
それを だいじにしておくれ
耐へておくれ
貧しいわたしが
この富に耐へたやうに――
はじめに 来るのだよ
痛くない 光りかがやくひとときも
でも 知ってから
そのひとときをふりかへる 二重の痛みこそ
ほんたうの いのちの あかしなのだよ
ぎざぎざになればなるほど
おまへは 生きてゐるのだよ
わたしは耐へよう おまへの痛さを うむため
おまへも耐へておくれ わたしの痛さに 免じて
―『幼年連祷・1964年・歴程社刊』より―