詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

初めての物語(2)ー首切り会議ー

2010年08月15日 | 日記
また再び、夢の中で目が覚めたら・・そこはぼくを首にするための会議だった。
右手には天下り法務官僚以下の会社幹部が並び、右側には一番の出世コースの組合幹部たち。

なるほど天下り法務官僚重役の手足となって、あらゆる違法行為にまい進してる法務部の若いエリートが、ぼくの職場にまでわざわざやって来て、「徹底的にやるってやる」と言った意味はこれだったのか。

最初から最後まで被告人のぼくは、豪華絢爛な組合ビル3階の大会議室の真ん中に立たされる。
最初に、ぼくの罪を暴こうというのは・・毎日毎日ストップウォッチ片手に、ぼくのトイレに行く回数やその時間をはかっていた直属上司や、ぼくが辞令もなしに転々と配属される職場へ、椅子と陰毛だらけのエロ雑誌を持ち込んで監視していた外注の業者たち。

それほど、天下り法務官僚O氏の首切り裁判は退屈だった。最初から首という結論が決まってるので・・
一度だけみんなが大笑いしたのはー
「この掃除下請け業者の爺さんは、夏でも冬でも、掃除のおばさんのすぐ隣で、陰毛まるだしのエロ雑誌を半日見てるという奴で、そんなセクハラ野郎の言うことの方を信じるのでしょうか?」と、ぼくが投げやりに答えた時だけだった。

彼らがぼくの質問に何も答えないので、まるでオーウェルの「1984」、最初から罪状は決まっている単なるファシストどものセレモニーなのだと観念する。

こんなことになるなら、段ボール箱に何箱もあった「会社の極秘書類をなんで放ったんだ!」と家族と大喧嘩をする前に、共産党かマスコミにでも寄贈すればよかった。
まあどっちもたぶん駄目だったろうけど。

共産党に電話した時にはー
共産党や反社会的社員のブラックリストには、借金・貯金や、家族の車ナンバーや、病歴や病院での発言や、趣味や性的傾向や友人関係図等が載っていて・・特に最後の項目は、とても興味あるものです。
おそらくこれらは、無料で建設してやった警察署幹部(新任時には重役が接待に)や、天下り法務官僚がやらせてるのでしょう。
首切りのための会議録もあって、ここには時々有名人が講師役になって、共産党や首切り方法へが伝授される。「最近出向拒否者が多くて困るよ」「○○の細君が共産党の大会に初出席」「部長について女のスキャンダルをバラシタ○○は病院で廃人化。もう長いことなさそう」等々・・

そして最後についうっかり口を滑らせてしまったので、共産党からの支援は一切得られなくなってしまったのだろうと思う。
「この友人関係図を見ると、スパイが一目瞭然ですが・・」
「・・・・・・・・・・」
(やばい、その明瞭なスパイに電話してしまったか、その上司なのかも・・)