詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
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過去の詩のアンソロジー(1) 総葬式国家日本

2010年08月20日 | 
国民の税金や
国民共有財産を掠め取ることや
アメリカに貢ぐことしか頭になかった
この国の政官財マスゴミの壮大なバベルの塔も
いよいよ完成の時を迎えつつある

奴らのやり口はいつも同じ
特別予算ではせっせと各省庁が税金を隠匿し
公的借金が多いので消費税や税的負担増が必要だという厚かましさ

大企業にいたっては
法人税減税という馬鹿のひとつ覚え
消費税での減税や輸出大企業への払戻し税数兆円で
彼らがやった事といえば
より非正規社員を増やして企業官僚の高給を数億円に増やし
世界でも類のない百兆円以上も内部留保を増やしただけ

さらに悪質なのは
社員に断りなく団体生命保険をかけて
サービス残業やストレスを与えては
過労死や過労自殺で
数千万円の臨時収入で高笑い

かなり前に読んだSF「斎藤家の核弾頭」(篠田節子)にも
そう遠くないこの国の
似たような未来の話があって
ランク付けされた国民背番号の下位の人間から
臓器移植や人体実験や食料へと
順番に抹殺されてゆく
まるで映画の「ソイレントグリーン」みたいな未来社会

そこでは 俺みたいに
学歴も社会に役立つ才能もないという烙印を押された自称詩人の類の人間が
反社会的という烙印を押されて
データー収集や管理用のマイクロチップを
体内に埋め込まれて 監視カメラだらけの
原発跡地や公害跡地・災害跡地へと追いやられる

そこで
遺伝子変異等の実験データーを十分に採取された後は
めでたく勤めを終えて
臓器移植や食料のために抹殺される
めでたし めでたし
その場所の放射能やらの安全値が確認された後に
税金ネコババに目の血走った政官財支配層の
日本低国株式会社の偉いさんたちの
豪邸がにょきにょきと建ち並ぶ」