詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

星が降る

2009年05月10日 | 日記
星はいつだって
いま 
この時だって
空から堕っこちてきているんだよ

空からこの地上へと
微塵に砕けている星々

この国でも
もう十年間以上もの間
毎年3万人以上ものいのちが
自殺へと追い込まれているんだよ

また今日も
100人ものいのちが
「人身事故」とやらで
血まみれになり
ばらばらとなり
地上に振り撒かれているんだよ

これからは
ぼくの星座おとめ座流星群の季節
北斗七星の柄のカープを辿った先の
おとめ座スピカ「真珠の星」のあたり

それを知らないのは
空を見上げることを忘れた
明日なき日本人ばかり
明日はわが身という
想像力を失った日本人たち

=四月の詩(◆)と日記=(リンクはまだ不完全)

2009年05月09日 | Weblog
日…「高速道路について」
2日…◆失われた夢ー
http://blog.goo.ne.jp/pikkibikki/e/b7935084cac2a16c3411a1f63753ce2d
3日…◆竹藪 ー
◆宣言 ー
◆飲みすぎ宣言ー
「蛍イカが滅茶苦茶安かったのでワインで」
4日…■~09年03月度の日記一覧&リンク~■
「懐かしい北海道や鉄道関係の画像・映像」
http://blog.goo.ne.jp/pikkibikki/e/32b78a6e659964bbe6aa4b3b2c61482e
「麻生政権の下で進む官僚復権&軍需産業復活」
「鮭とばと焼酎のお湯割りで」」」
5日…◆母の夢ー
http://blog.goo.ne.jp/pikkibikki/e/ce83808a1eb79c0d1a553ba63d4c9fa5
「森田健作千葉知事に続いて麻生首相もか!? 」
6日…◆愛する詩のアンソロジー(1)春の詩◆ー
http://blog.goo.ne.jp/pikkibikki/e/cbcdf63ce674a317558a48c2dc888eb1
「北朝鮮のミサイル騒動もソマリアへの派兵も同じシナリオ」
7日…◆風にそよぎながら ー
http://blog.goo.ne.jp/pikkibikki/e/fa3d2e6d7cab51997ff80f799cc1f0d2
「戦前よりもひどい特権官僚の一権分立」
8日…「深夜ラジオで聞いて以来のCreedence Clearwater Revival
9日…◆首切り(推敲形)ー
http://blog.goo.ne.jp/pikkibikki/e/6fada5771775db3ec74cfb8c4067ad49
「すっかり朱蒙中毒」
「映画ー向こうの窓」
10日…自分の日記への自分での反論 」
「茗荷をもらったので」
11日…◆パンツの穴ー
http://blog.goo.ne.jp/pikkibikki/e/0ea38e9faa16f3e1a6261bfc645cf009
「なんと28度! 」
12日…◆人生で学んだことはー
「時計を逆回りを試みたSF作家ーフィリップ・K・ディック」
13日…◆人生ー

「国・地方がきちんと昭和のすべてを後世に残すべき」
14日…◆樹への賛歌ー
http://blog.goo.ne.jp/pikkibikki/e/2e458bf5c4058542a68b8fc48a5c30b8
「国別・人種別血液型シェア」
◆愛する詩のアンソロジー(2)李陸史(イユクサ)◆ー
http://blog.goo.ne.jp/pikkibikki/e/ffd11ad7063fc305691d38db204a1b0f
15日…◆ 廃屋にて ー
http://blog.goo.ne.jp/pikkibikki/e/2e458bf5c4058542a68b8fc48a5c30b8
「特権官僚層の解体はまず文科省から」
16日…◆何もいいことがなかったこの町でー
◆「スタンドバイミー」みたいにー
http://blog.goo.ne.jp/pikkibikki/e/bab812655ee5562a32fc4e1e42a4edb2
17日…「いい加減にしろ!」
「古代史の素敵なサイト」
18日…「ギャオ/ユ-チューブが見られなくなくなって悪戦苦闘」
19日…◆浜ー
20日…◆原点ー
http://blog.goo.ne.jp/pikkibikki/e/fe911195412777876d69ac0b38c9b51f
「偉大なSF作家J・G・バラード氏死去」
「麻生首相や自公与党に与えられてる使命とは?」
21日…◆バラード賛歌ー
http://blog.goo.ne.jp/pikkibikki/e/4cdc792906a36d752b1a9713a5aaa351
「バラード原作の『太陽の帝国』(スピルバーグ)」
「次の総選挙での争点」
「閨閥化した特権官僚支配政治とのガチンコ勝負」
22日…◆逆行 ー
http://blog.goo.ne.jp/pikkibikki/e/1362d282a80c5edaf6670035c30efdc2
◆反戦川柳作家鶴彬 川柳選◆ー
http://blog.goo.ne.jp/pikkibikki/e/02bbfbb9f969cc99048ce5dde7bd7d07
23日…◆首切りー
http://blog.goo.ne.jp/pikkibikki/e/4b0d25130d7d551b4f9d949eeb6fc09a
◆廃屋でー
http://blog.goo.ne.jp/pikkibikki/e/8a4d2a83075ff108af63e1e6c978197d
◆~詩作品リンク集(今年分)~◆ー
http://blog.goo.ne.jp/admin.php?fid=completedentry&edit=1&eid=105f268413b2dfb08de10a398c04f4ee
「春キャベツと春玉葱が美味しい」
24日…◆あいさつー
http://blog.goo.ne.jp/pikkibikki/e/8a4d2a83075ff108af63e1e6c978197d
「懐かしい公園」
「ぼくの映画評価基準」
「そろそろ星を楽しむ最後の季節」
25日…「ビバメキシコ!煮凝りの季節もそろそろ終わり」
◆星が降るー
「朝起きると、雨降りの空から雲雀の鳴き声」
「尾崎豊の命日 」
26日…「日本は宇宙人が支配してるのか?」
27日…◆群青ー
「豚インフルエンザについての記事の訂正」
「ビバメヒコ!(2)」
「中国で爆発的に読まれてるー徳川家康」
日本人や日本文化を理解するためには古代史」
28日…「好きなものを何故好きなんだと言われても」
「バッハ」
29日…◆卵ー
「何故詩をー」
「豚インフルエンザについての新事実(3)」
「カジカ蛙と仏法僧の鳴く谷へ&究極の平成ニューディール政策 」
30日…「山は藤の花盛りでぼくは神話に没頭中」

ちょっとだけ国会審議のニュースを聞いたら・・

2009年05月08日 | 政治
あまりにもひどすぎる特権高給官僚たちの天下り先○○法人への支出(赤字国債という国民の借金!)に開いた口が塞がらなかった。

民主党の資料請求に対する政府の回答では、政府が国会に提出した2009年度補正予算案の総額十四兆七千億円のうち、二割近くの二兆八千五百億円余りが国家公務員OBの天下り先になっている法人に支出されるのだとか。これだけでも、最低でも一人当たり約4万円は可能だった「低額給付金」だった!

とりわけひどいのが、国土交通省とゼネコンからの天下りへの法人への支出や、三流官庁の特権文部官僚が天下ってる膨大な法人への支出や、税金で作ってやって料金を取るという東京の環状高速道路への数兆円や・・税金で高速道路は作らないための道路公団「民営化」と与党が言っていたはずなのに、道路特定財源も相も変わらず道路に使用という嘘八百の与党だなと思う。

さらには、特権天下り金の亡者官僚どもの高給高額退職金や談合等の税金強奪の温床になっているこれらの○○法人をすべて廃止すると十数兆円分もの税金を、より有効に使うことが可能になるという。

それらの半分を、彼ら特権官僚たちの給料として払ってもいいから・・一切の仕事をしないでいてくれた方がよっぽどこの国のためではないかと思う。
どうしても仕事をやりたいという従来天下っていた官僚たちには、あまりに腐りきったこの国の官僚をチェックする仕事や21世紀のための新プロジェクト案でも作らせたらいいと思う。

その他にも、最初はそんなものは無いと自公与党政治家や官僚たちが言っていた・・埋蔵金(各省庁の特別会計)は、情報公開されていないので、いったいいくらあるのかわからないらしい。財務省の外貨準備等だけでも百兆円は下らないらしいので、総額でへ数百兆円はあるのではと思う。

昨年だけでも数十兆円の運用損を出したという年金の株運用も即座に廃止させるべきだ。ド素人で、年金問題でも、世界一の無能さと睾丸無恥さと嘘つきさを証明した厚労省特権高給官僚などが株運用などできるはずがないし・・なんでもありのアメリカでさえも、国民の大事なお金だという暗黙の了解があって、国民資産の株運用はやっていないのだから・・

早急に、すべての国民・国家の財産をきちんと情報公開すべきだと思う。最低でも過去十年間にそれらがどう変化したのかや・・「かんぽの宿」問題のように、不当な国民共有財産ネコババがなかったのかどうかも。

そしてそのような犯罪行為で、不当に国・国民に損害を与えた者たちをこそ検察・警察が真っ先に逮捕すべきなのではないのか!
国・国民に何の被害をも与えなかった小沢民主党代表の秘書逮捕などの前に・・

時代

2009年05月08日 | 日記
時代は変わる
ちょっと前まで
時代はメリーゴーランドみたいなもんと思ってたけど
今では
終りのないジェットコースターかもしれないと思う

貧乏人や高齢者や障害者や
あらゆる差別された者たちが
真っ先に放り出されてしまうジェットコースターの先には
国家・企業・宗教官僚や世襲政治家が待っている場

けれども人生は
生きてるだけで意味があるはずのもの
生きてる価値なんか
誰が判断するというのか
そんなことは
神さまだって無理な相談だ

まずは
生きのびよう
生き続けるだけで
人生は価値があるもの
今まで生きてきただけでも
たいしたもの

彼らが日々宣伝しているような
「お前たちは負け組み」
「それは自己責任だ」という宣伝に屈してはならない
彼らみたいに生まれついて
膨大な財産を相続しなかった
ほとんどすべての日本人は負け組みなのだから

そして 
いつか どこかで
きみにもまた
生きる喜びが見つかれば
それは予想外のみっけもん

ホラーの世界と化した日本国かな

2009年05月07日 | 日記
どんな死を選ぶのか・・と強制している閨閥化した日本の政官財ではないのかと思う。

アメリカやイギリスでさえもが、富裕層への増税で、国の最低限なすべき基本の、税金の再配分を使って弱者救済をやっているというのに・・

「低額給付金」等の選挙対策のその場しのぎのばら撒きではなくて、きちんとした永続的なセイフティネットの再構築や、景気対策・弱者救済をやるべきだったのに・・

この腐りきった国の特権官僚や大企業の使い走りの自公与党が、将来への借金である膨大な赤字国債でやったことといえば・・金融機関・自動車・電機等の大企業への支援や、特権高給官僚たちの天下り先の○○法人への支援だけだった。

久し振りの大人の漫画・アニメかな・・

2009年05月07日 | 日記
大人の漫画・アニメで真っ先に思い出すのはやっぱり手塚治虫の「火の鳥」「キリシト賛歌」「奇子」「どろろ」「ブラックジャック」・・

ジブリの「もののけ姫」や「天空の城アピタ」「風の谷のナウシカ」も。

「アキラ」大友克人や、「イノセンス」の押井守もまた。

けれどもなかなか詩的な漫画・アニメには出会えなかったけど、この「蟲師」はそんな予感がするアニメ。
観られるのは無料テレビギャオでーhttp://www.gyao.jp/sityou/catelist/pac_id/pac0015902/

ここは、「写楽考」作者高橋克彦氏の世界や「陰陽師」の世界に近いのかもしれないな・・でも子供時代以来ずっと大好きなのは杉浦茂の漫画だけど。


阿修羅賛歌

2009年05月05日 | 日記
15歳の修学旅行以来
阿修羅像が
仏像や彫刻の中でいちばん好きだった
宮澤賢治の
「おれは修羅なのだ」という宣言も・・

新緑の森で
春の雨に濡れながら
この世界の半分は
いつだって
ぼくのものだったのだったなと思う

樹々だって
川に向かっておしっこをしてる
野良犬だって
ぼくやきみとおんなじ
懸命に生きてる生き物だ

いつだって
残りの半分は
きみらのもので
その残りの半分は
殺されてゆくぼくらのもの

涙を流しながら
歯を食いしばって
殺されていった
あらゆるものたちの命は
これから死んでゆかねばならない
きみらの運命であり
ぼくの語るべき詩でもある

竹林を見て、ずっと尊敬してる槇佐知子氏を連想

2009年05月04日 | 歴史
竹林を見て、ずっと尊敬してる槇佐知子氏を連想
戦後最も偉大な業績を後世に残した槇佐知子氏とはー
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A7%87%E4%BD%90%E7%9F%A5%E5%AD%90

『医心方の世界(増補版)』~古代の健康法をたずねて~槇佐和子著人文書院(1993)はーhttp://blog.livedoor.jp/mfhiroko0823/archives/51036543.html


「かぐや姫^5ー竹の薬効」はーhttp://blogs.yahoo.co.jp/crazy_tombo/25591636.html・・古代史の詳しいトンボさんかな?

眼からウロコの「かぐや姫考4ー竹取の翁の錬金術」はーhttp://www8.ocn.ne.jp/~douji/kaguyahime4.htm

憲法記念日に考えたこと

2009年05月03日 | 政治
その原因は長州軍閥の長の山県有朋にあったのではと思う。彼が自分たちの長州軍閥のために定めた「陸、海軍大臣は現役の軍人でなければならない」という条文が、軍部の意向によって内閣の成立が支配され、のちの「統帥権」(軍部が内閣・国会とは無関係に天皇に直属して存在)へと繋がって、軍部の独走を防げなかったのだと思う。

それと現在、改憲・護憲等という前に、この国の政官財、とりわけ特権官僚たちによって踏みにじられぱなしの・・憲法による法治国家や遵法こそが肝心なのだと思う。国のすべては憲法、そしてその意を受けて実際に運用をする為の法律で成立しているし、それで最も大きな利益を得ているのが政官財、とりわけ官僚・公務員なのだから・・憲法・法律を否定することはこの日本国を否定することと同じ意味になろう。ただ野党政治家や現体制を否定する国民が現憲法・法律を否定するのは筋が通ってるとは思うが・・

とりわけ与党・官僚・公務員は憲法・法律を守る点にしかその存在理由はないと思える。彼らが現憲法を否定するのは、論理矛盾ではないかと思う。その前に、法治国家でそれぞれの分野での責任ある者として、遵法をきちんとやってから、改憲なりを唱えるなら、まだしも少しは理解可能だけど・・

日本はデフレであり、将来心配なのはデフレスパイラルへと墜落だと思う
物が有り余ってるのに、それを買うお金が無いという国民が大部分なので、地デジテレビや高価な車や電気製品を買わせようという自公与党の政策は全くの方向違いのとんでもない政策だと思う。

現在緊急に必要なのは、消費税減税と「低額給付金」よりもはるかに膨大な国民一人当たり十万円上の「高額給付金」のばら撒きしかない!

これに反論していた多くの経済評論家たちの反論は、貯金に回る可能性と、インフレになる・・の二点だったが、僕はそうは思わない。むしろデフレスパイラルをそれでも防げるどうか微妙な時代なのだと思う。

インフレが心配だというなら、「政府発行紙幣」や都道府県限定で地域産業振興のための「地域通貨」にして、それが童話作家エンデが遺言で述べたような「老化してゆく通貨」(毎年通貨価値を減じて10年後くらいに貨幣価値がゼロになる通貨)にすればいいのだと思う。

まだ国が100%の株を持ってる国営企業の郵便局でも使って、残高十数万円の通帳を全国民にばらまくべきだと思う。貨幣価値減少の見返りに、貨幣価値が一割づつくらい減ってゆく月末に宝くじ機能をつければいいと思う。百万円くらいが数千人に当選するような・・

空を飛ぶ夢 他・・

2009年05月03日 | Weblog
    空を飛ぶ夢

空を飛ぶ夢なんて
小学生時代以来

転校して
なかなか友達ができなかった
いつも放課後
誰もいないジャングルジムにぶら下がって
見つめていた海の夕焼け

ほんとに久し振りの夢のなかで
自転車のペダルを懸命に踏んでた

電線にひっかならないようにと
懸命に
あっちへ行ったり
こっちへ行ったり

そして やっぱり
地面へと墜落して時に見えるのは
やっぱり同じ風景


北野たけし監督の「花火」「菊次郎の夏」を観て以来、日本映画やドラマを観る気がなくなってしまった。こんな程度の映画がもてはやされてるようでは、どうしょうもないと・・今日観た三池祟史監督の映画は、日本映画をまた再び観たいな・・と思った映画だった。
http://www.gyao.jp/sityou/catedetail/contents_id/cnt0085395/

無料テレビギャオさんいつも素晴らしい作品をありがとう。本来はこういう事はNHKがやるべきことなのに・・日本人はみんな、未来永劫に、従順過ぎる場の前の家畜の群れなのだろうか?

◆ゲバラと友人の「イージーライダー」ともいうべき、彼の原点というべき映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」はーhttp://www.gyao.jp/customroad/?contentsId=cnt0085165

ここは、その他にも貴重なバイクやサッカー等の映画が沢山観られるページ。
NHKも、韓国ドラマのようにギャオにページ開設して、週毎に一話づつアップする等で、かって放映した番組を国民に提供したりして・・長年の受信料で恩ある日本人にもっと便宜をはかったり、もっと儲かるような営業努力をすべきではと思う。

◆サッカーはあまり好きじゃなかったんだけど・・冒頭のページから観られるこの映画を観てから、サッカーもまんざらじゃないなと思ったのはー「GOAL! STEP 1 イングランド・プレミアムリーグの誓い」

日本がこうも多様でありながら、均質である理由は?

2009年05月01日 | 歴史
それは「安全・安心」という思想が基礎にあるこの列島の歴史にあるのではと思う。本来なら統一国家というのが難しいこんな山だらけの多くの島々を、様々な渡来人たちが開拓した国ー日本の文化がどうしてこうも多様的でありつつ均質的なのだろうか?

この「安全・安心」概念は、現代日本にも当てはまるこの国のキーワードなのではとも思う。現代日本を考えると、日本をこれほど豊かな国にした「安全・安心」のための諸システムの存在(とりわけ平和憲法!)と、多様的でありつつ均質的・・という日本人の秘密を抜きには語れない。

現代日本では大きく四つの分野での「安全・安心」のシステムが存在している。それは過去遺産分野では、即座に復旧可能な自然環境や交易路の終着駅に蓄積されてきた伝統文化・文明であり・・その基礎の上に可能だった生活・生産分野での無尽蔵な鉄器生産と、発酵醸造文化の基礎になった世界一豊かな海産物と塩・・金属加工同様に製塩でも無尽蔵の木材が必要だったが、その燃料の木材が世界で唯一無尽蔵(放っておいても約30年でまた木が生い茂る)だったという自然環境という背景がある。

社会・政治面分野では、中国史書にしばしば「女王国」(鬼道という先祖霊崇拝で支配の卑弥呼)言及されている西日本の女系社会の伝統。記紀もひと言でいえば女系天皇の強調と男系ではなく女系の重視だ。それと、日本人にとっては唯一の倫理”名こそ惜しまん”・・という東日本の男系重視でありつつ、遊牧民的合議制という民主的システムを備えた武士の存在だったのではと思う。そしてこれらすべての基礎にあるのが、縄文時代やそれを受け継ぐアイヌ民族や沖縄に顕著なアニミズム的・シャーマニズム的汎神論的な世界観に違いない。

未来分野では、日本人に共通な現場重視の製造・情報・芸能・イノベーション等を重視する国民性にあるのではと思う。その原因は、大陸のように反対勢力を根絶やしにする過去遺産破壊が皆無だった点ではないのかと思う。織田信長だけがちと例外だったけど・・

そしてそれらの理由はこの国の始まりに遠因があるのではと思う。スサノオを祭る出雲族という金属加工&海洋交易民的な氏族のおかげなのではと。

人間などよりも家畜を重要視して、人間を抹殺しまくった騎馬遊牧民や、敗者をすべて奴隷として使役する農業大帝国とは反対に、交易・情報取得のためには、戦争よりも、平和で培われた友好関係・ネットワークの方が出雲族にとってははるかに望ましかった。また敗者側でも、東北・北海道以北の無限とも思える新天地へと去ればいいだけの話だった。

そしてそれこそが、日本神話記紀でも、敗者として滅亡した出雲族始祖スサノヲにあらゆる罪をかぶせながらも・・天皇家祖先とスサノオ一族との親密な関係や、スサノオ一族からのこの国支配の正当性継承を強調している理由なのではと思う。

そしてこの出雲族のルーツは、稲作と鉄器をもたらし弥生時代の担い手となった・・秦の始皇帝が不老長寿の霊薬を求めるために派遣した徐福の子孫たちのおかげなのではと思う。その理由としては、中華思想の強い中国の儒教の祖の孔子でさえも日本列島を理想の国と考えていたことからも明らかではないかと思う。天皇家の三種の神器も弥生時代以来の歴史を継承するもので、前方後円墳はその形から盾を伏せた形であり、不戦・平和を宣言するものだったのではと思う。

更に安全・安心の残りの二つの要素の「地理的条件」もまた、周囲が海と急な海流で防護という・・これ以上は望めない環境だった。それは現在でも同様で、日本には陸上自衛隊は不必要な存在で、「災救&国際支援部隊」へと変更して、普段は資格取得施設へとすべきものだと思う。

この列島では、最後の「情報収集性」だけが問題だったけれど、それを解決したのは縄文時代以来の海洋交易民的倭人のネットワークや近隣との平和的交易関係だったのではないかと思う。
それはまた現在でも同様であり、戦争にしろ外交にしろ、その内容を99%決めてしまうのは、日常的な交易・交流や相互理解の程度なのではと思う。

青春漂流・・なんでも切り捨ての世の中

2009年05月01日 | 日記
◆昨日のネットですごいな!と感嘆したのは野生動物写真家宮崎学の「宮崎学写真館」ーhttp://www.owlet.net/
◆まるで詩のように都会の野生動物たちが次々と登場する「宮崎学の生きものから人をみる」はーhttp://eco.chunichi.co.jp/viva/ikimono/index.html
彼もソムリエ田崎氏同様に、立花隆「青春漂流」(講談社文庫)に取り上げられてたような気がする。
◆やっぱり僕の記憶は間違っていなかった。20年後の「青春漂流」はーhttp://www.owlet.net/05-nikki/2003-1219.html


    青春漂流

漂流もまた
青春の特権に違いない
そしてそのどっちも
権力者が毛嫌いするもの


派遣・非正規労働者切り捨て、内定切り捨て、福祉介護サービスやセイフティネット切捨て、障害者・高齢者・母子家庭等の予算切り捨て・・これらは憲法25条で保障された人権違反の違法行為だと思う。国が真っ先にやるべきことは税金の再配分機能で法律・憲法を守ることであるはずなのに・・

この国の政官財がやってきたのはそれとは正反対の、全回の消費税増税でも・・その増税分で富裕層の所得税減税・相続税減税や大企業法人税減税だった。

今回の自公政府景気対策でも、その数十兆円のほとんどが、金融業界・自動車・電機等のための大企業向けのもので、本来取り過ぎた税金で救済すべき弱者へは、そのほとんどが一年限りのものや、「低額給付金」もまた一度限りの選挙買収のようなものだと思う。

ほんとうに景気回復をやるためには、経済学者森永卓郎氏の言うように・・物が有り余ってるのにそれを買うお金がない大多数の国民に、最低でも十万円以上の「高額給付金」をばらまくべきだと思う。

↓の日記に書いたように・・日本の物価が高い原因になってる高速道路料金を無料化(3年後が相応しい)して物流費を低減し、地方に高速道路を譲渡し、出入り口を三倍に増やしての渋滞解消やニューディール的公共事業を国が行い、地方再生・失業者対策を早急にやるべきだ!サービスエリア等の賃貸料や周辺の開発は、温泉・ホテル・道の駅等で地方活性化の切り札となることだろう。

官僚天下りの高速道路会社や料金所を廃止する事で、膨大なお金が地方自治体で使えるようになる。それを出入り口増加工事に使えばいいと思う。料金徴収の変わりに、半年分・一年分の料金支払い済みのステッカーを車に貼るようにして、あまりにも暇すぎて税金ネコババや冤罪ばかり起こしてる警察等の地方公務員にでもそれを見張らせればいいのだと思う。