先端技術とその周辺

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景気後退を暗示「逆イールド」、12年ぶり発生

2019年03月26日 10時22分54秒 | 日記

「逆イールド」とは、短期金利が長期金利より高くなる場合を呼び、3月22日、3カ月物と10年物の利回りが2007年以来約12年ぶりに逆転した。

逆イールドは昔からリセッション(景気後退)到来のシグナルとされ、過去50年において、米国ではリセッションが起きる前には逆イールドが見られた。逆イールドが起きてリセッション入りしなかったのは1度のみ。

それはとりもなおさず、リセッションが起きる可能性が高いということ。多くの経済評論家は、リセッションは起こらないというが、この逆イールドの発生は、もしか、したら、かなりの不況が起こりうるのではないかという事を示唆している。

 

[22日 ロイター] - 米債券市場で22日、3カ月物財務省短期証券(Tビル)と10年債US10YT=RRの利回りが2007年以来約12年ぶりに逆転した。

●財務省証券とは何か

財務省証券とは、連邦政府が売りに出す国債、つまり債務のこと。大半は、満期までの一定期間、固定利率で利金が支払われる。償還期間は1カ月から30年間まで多岐にわたる。

米国債は政府が元利金の保証をしており高い信用力があるため、世界で最も安全な債券だと考えられている。

●利回りとは何か

投資家が保有する国債が満期を迎えるまでの、投資額に対する利息も含めた年間収益の割合を示す。金利と同義で使われることもある。

利回りは、表面利率と債券価格との関係によって決まる。価格が上昇すれば、利回りは低下する。

●利回り曲線とは何か

利回り曲線(イールドカーブ)とは、1カ月物から30年物に至るまで償還期間が異なる債券利回りの変化を表したもの。

通常であれば、曲線は右上がりのアーチを描く。債券投資家は長期国債を保有するリスクを負うことの補償を期待するからだ。したがって、30年物の利回りは通常、1カ月物や3年物のそれよりも高くなる。

長期金利と短期金利との差が拡大し、イールドカーブの傾斜がきつくなることを「スティープ化」すると言う。30年物利回りは2年物のそれよりもかなり高くなる。

また、債券市場用語の「スプレッド」とは金利差のこと。その差が縮小して、イールドカーブの傾斜は平たんになることを「フラット化」すると言う。その場合、例えば10年物の利回りは3年物のそれと比べて大差なくなることがある。

●逆イールドとは何か

めったにないことだが、イールドカーブの一部あるいは全てにおいて右肩上がりではなくなることで、短期金利が長期金利より高くなった場合に起きる。これを「逆イールド」と呼ぶ。

22日、3カ月物と10年物の利回りが2007年以来約12年ぶりに逆転した。

イールドカーブはしばらくの間、全体的にフラット化していた。昨年12月にはイールドカーブの短期ゾーンから中期ゾーンにかけて約10年ぶりに逆転現象が起きていた。

●なぜ逆転は問題なのか

逆イールドは昔からリセッション(景気後退)到来のシグナルとされる。

過去50年において、米国ではリセッションが起きる前には逆イールドが見られた。逆イールドが起きてリセッション入りしなかったのはたった1度だけだ。

短期金利が長期金利を上回ると、短期の借り入れコストが長期のそれよりも高くなることを意味する。

そのような状況においては、企業は日々の運転資金の調達コストがより高くなり、経営者は投資を抑制あるいは凍結しがちだ。一般消費者の借り入れコストも上昇し、米経済の3分の2以上を占める個人消費も減速する。

経済は次第に縮小して、失業率も上昇する。

●逆イールドが起きてすぐにリセッション入りするか

イールドカーブが逆転後、12─24カ月でリセッション入りするとされる。

また、逆イールドはリセッション入りする前に解消することが多い。

逆イールドは、リセッションの長さやその程度を予測することはできない。

●逆イールドはそもそもなぜ起きるのか

短期債は、米連邦準備理事会(FRB)のような中央銀行の金利政策に非常に敏感だ。

一方、長期債は、投資家のインフレ期待により影響される。債券投資家にとってインフレはタブーである。

これまで3年間続いてきたFRBの利上げにより、短期金利は上昇している。また、借り入れコストの上昇が経済を後退させることから、現在のように今後インフレが抑制されるとみられている場合、投資家は比較的緩やかな長期金利を受け入れやすい。

22日の3カ月物と10年物の利回り逆転は、やや異なる状況下で発生した。

 

長期金利が短期金利よりも大きく下げたのは、予想を下回る欧州経済指標を受け、投資家がより安全な米長期債を買いに走ったためだ。

3カ月物利回りも、2日前にFRBが年内の利上げはないと示唆したことでやや低下していた。

FRBはまた、9月には保有国債の縮小を終了すると発表している。


2018年版 世界で最も住みやすい都市ベスト10

2019年03月26日 00時22分34秒 | 日記

 

 

英誌エコノミストの調査部門「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)」がこのほど発表した「2018年世界で最も住みやすい都市ランキング」で、オーストリアの首都ウィーンが1位となった。前年まで7年連続で首位だったオーストラリアのメルボルンは2位に転落した。大阪が3位、東京が7位に入っており、今後の外国人観光客をよびこめそう?

    

EIUが毎年発表している国際調査で、ウィーンが1位となるのは初めて。

調査は世界140都市について、政治的安定性、社会的安定性、犯罪、教育、健康医療制度の利用しやすさなどの項目を評価し、順位付けする。

1位 ウィーン(オーストリア)

2位 メルボルン(オーストラリア)

3位 大阪(日本)

4位 カルガリー(カナダ)

5位 シドニー(オーストラリア)

6位 バンクーバー(カナダ)

7位 東京(日本)

8位 トロント(カナダ)

9位 コペンハーゲン(デンマーク)

10位 アデレード(オーストラリア)