先端技術とその周辺

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ボーイング工場で「ずさんな生産体制」、やはりだったか! 米紙報道

2019年04月22日 21時42分21秒 | 日記

ボーイング工場で「ずさんな生産体制」、元従業員らが証言 米紙報道

 
 
製造が進むボーイングの機体=2018年3月、サウスカロライナ州ノースチャールストン/Luc Olinga/AFP/Getty Images

製造が進むボーイングの機体=2018年3月、サウスカロライナ州ノースチャールストン/Luc Olinga/AFP/Getty Images

ワシントン(CNN) 20日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、米航空機大手ボーイングのサウスカロライナ工場について、元従業員らがずさんな生産体制などを指摘していると伝えた。一方、ボーイング側はタイムズ紙が報じた内容について不正確だと反論している。

サウスカロライナ州チャールストンの工場はボーイング787型機(ドリームライナー)を製造している。同紙は数百通に及ぶ内部メールや社内文書、連邦当局の記録を調べ、現役や過去の従業員ら十数人から話を聞いた結果、「品質よりスピードを重視しがちな風潮」が明らかになったと報じている。ただし一方で、工場内の問題が大きな事故を招いたことを示す証拠はないと伝えた。

品質管理責任者を務めた元従業員は同紙とのインタビューで、飛行制御システムに指令を出す配線の上から、とがった金属片の束がぶら下がっているのを何度か発見したと話した。金属片が配線に刺されば「破滅的な」結果を招く恐れがあったという。

 

品質面の重大な問題に気付いても、指摘すれば不利な待遇や嫌がらせを受けるとの訴えもあった。すでに解雇されたという元技師は、出荷前の機内点検で密封材のチューブやねじなどが見つかったと述べた。

これに対して工場の責任者は20日、CNNとのインタビューで、ニューヨーク・タイムズが報じた内容は不正確だと主張。同紙を工場に招いたが拒否されたと話した。

ボーイングをめぐっては最近、737MAX型機の墜落事故が相次いだことから、生産体制や安全基準の問題に注目が集まっている。

また米空軍は今月初め、ボーイングから購入した空中給油機内に工具などが放置されていたとして、受け取りを中止。納入済みの機体の一部も点検のため、同社工場に戻す方針を示した


太陽系外の恒星間天体は頻繁に地球に衝突していた

2019年04月22日 20時54分51秒 | 日記

 

<「オウムアムア」の飛来に先立ち、2014年1月にも、恒星間天体が地球にたどり着いていた可能性があることがわかった>

 

2017年10月、米ハワイ州マウイ島のハレアカラ天文台で、ハワイ大学のパンスターズ1望遠鏡が太陽系外から飛来した恒星間天体をとらえた。直径400メートル程度の大きさで高速移動するこの物体は「オウムアムア」と名付けられ、天体観測史上初の恒星間天体とされてきたが、「オウムアムア」の飛来に先立ち、2014年1月にも、恒星間天体が地球にたどり着いていた可能性があることがわかった。

小惑星のかけらなどが大気圏に到達して爆発し、閃光を放つ現象を「火球」という。その主なものは米国政府のセンサーで測定されており、位置情報や速度などの測定データはアメリカ航空宇宙局(NASA)ジェット推進研究所(JPL)の地球近傍天体研究センター(CNEOS)で保管されている。

2014年1月の流星が極めて速いスピードだった

米ハーバード大学のアビ・ローブ教授を中心とする研究チームは「『オウムアムア』よりも小さな恒星間天体はもっと多く存在し、その一部が頻繁に地球に衝突しているのではないか」との仮説のもと、地球近傍天体研究センター(CNEOS)が保有する過去30年分のデータを解析

 

 

2014年1月8日午後5時頃にパプアニューギニアのマヌス島近くで観測された長さ45センチ未満の流星が極めて速いスピードであったことがわかった。この流星の速度は太陽を通過した時点で毎秒約60キロメートルと超高速で、速度データから流星の軌道を計算したところ、その軌道は太陽と結びついていなかった。

その突出した速度から、この流星は、太陽系外の、惑星系の深部もしくは厚い銀河円盤の星からやってきた可能性があるという。これを通過すれば、学術雑誌「アストロフィジカルジャーナル・レター」に掲載される見通しだ。

「人類が二番目に発見した太陽系外の天体」

研究論文の筆頭著者である天文学者のアミル・スィラージ氏は、「この流星は、人類が二番目に発見した太陽系外の天体であり、地球に衝突したものとして初めての天体だ」と主張。米アリゾナ大学のキャット・ボルク博士も、「ナショナルジオグラフィック」の取材に対し、「この超高速の流星が恒星間天体からやってきたと結論づけるのは妥当だと思う」との見解を示している。

一方、ジェット推進研究所のエリック・ママジェク博士は、科学メディア「サイエンスニュース」の取材において「この研究結果は興味深いが、一つの事象の測定データに基づくものにすぎない」と述べ、さらなる検証の必要性を示唆している。

 

大気突入で光を出しながら燃える太陽系外物体の動画::

 

https://youtu.be/VlZOtao7g5w

 

 


スウェーデンの少女、英温暖化抗議は「変化をもたらす」 抗議活動続く

2019年04月22日 20時42分52秒 | 日記
スウェーデンの16歳の少女の地球温暖化阻止活動、続いていたんだ!
「人類は分かれ道に立っている」 グレタ・トゥーンベリさん、気候変動の危機訴え

10代のスウェーデン人活動家の少女が21日、ロンドン中心部で続く気候変動の危機を訴える抗議運動は「変化をもたらしている」と述べた。この日に7日目を迎えた抗議運動では、活動家たちが道路を占拠して交通がまひするなど、公共の場で秩序を乱したなどとして逮捕者が出ている。

演説を行なったのはスウェーデン人の環境保護活動家のグレタ・トゥーンベリさん(16)。昨年12月にポーランドで開かれた国連気候変動枠組み条約第24回締約国会議(COP24)や、今年1月の世界経済フォーラム年次総会(WEF、ダボス会議)で演説を行なうなど精力的に活動している。

21日にマーブルアーチで行なわれた集会には何千もの人が集った。トゥーンベリさんがステージに登壇すると、群集からは「あなたが大好き」とのコールが上がった。

気候変動を食い止めるための国際的な活動を啓発してきたことで高く評価されているトゥーンベリさんは、群集に対し「人類は分かれ道に立っています」と訴え、活動家は「地球のために戦い続けます」と述べた。

「政治家や権力者は長い間、気候や生物学的な危機に立ち向かうようなことを何ひとつせず逃げてきました。しかし私たちが、これ以上彼らが逃げ続けないようにしていくのです」

Greta Thunberg on stageImage copyrightAFPImage captionステージに登壇したグレタ・トゥーンバリさんは熱烈な歓迎を受けた

15日から始まった「絶滅への反逆(Extinction Rebellion)」と名付けられた抗議運動は、21日に7日目を迎えた。

抗議運動の中心組織は、議員が国会に入るのを阻止するなどの「1週間におよぶ活動」を計画していると述べている。

21日19時の時点で、逮捕者は963人に上った。

ロンドン警視庁によると、19歳から77歳の40人が「高速道路の妨害や、警察への妨害行為による1986年の第14条公共秩序法違反を含む様々な罪」で訴追された。

「絶滅への反逆」は、ウェストミンスターのオールドパレスヤードでの抗議運動の継続と、他の場所からの撤収について、ロンドンのサディク・カーン市長およびロンドン警視庁との交渉を望んでいる。

22日午後には、今週の抗議運動の方針について決定するため、マーブルアーチで「民衆議会」を開催する予定だという。

police protestImage copyrightPAImage caption管轄の異なる数百もの警察官がロンドン警視庁の応援のために動員されている

「絶滅への反逆」のメンバーのファーハナ・ヤミン氏によると、抗議グループは「政治的目的」を達成するために抗議の「一時停止」と「反逆の新たな段階」を開始することを申し出たという。

ヤミン氏は、この動きはグループが「侮れない組織化された長期的な政治勢力」であることを示すだろうと述べた。

ところが「絶滅への反逆」の別のメンバー、ラーチ・マクシー氏はBBCに対し、「我々の抗議運動において一時停止は絶対にありえない」と述べた。

「我々は23日、最大級の経済的混乱を引き起こすためにロンドン市内の戦略上の要衝を押さえると同時に、議員が議会に入れないようにする」

もし議員が国会に入ることができたらどうするかと問われると、マクシー氏は「たとえ成功しなくても、我々が妨害することで議員は政治活動から切り離され、何が最大の問題なのかに専念する時間ができる」と付け加えた。

Officers carry away pieces of wood as they break up the climate change activist's camp on Waterloo BridgeImage copyrightAFPImage captionウォータールー・ブリッジに居座っていた活動家が持ち込んだ木材を撤去する警察

警察は抗議運動をマーブルアーチ周辺に限定しようとしたものの、活動家は逮捕するとの勧告を無視して中心部で道路の封鎖を続けた。

繁華街のオックスフォード・サーカスや国会議事堂前のパーラメント・スクエア周辺からは活動家が排除され、通行止めは解除された。

21日午後には、ウォータールー・ブリッジに居座っていた活動家が持ち込んだ料理用テントなどが警察によって撤去された。

一部の活動家は持ち込んだ木々や植物を自ら運び出し、同日22時頃には警察が最後の1人を排除した。

抗議運動に対処するため、ロンドン市警のほか、ケントやサセックス、エセックス、ハンプシャーやグレート・マンチェスターなどの警察官が応援に入っている。

ロンドンのカーン市長は「9000人以上の警察官」がこの抗議運動に対処しており、暴力的な犯罪などへの取り組みへの影響を「非常に懸念している」と述べた。

oxford circusImage copyrightGETTY IMAGESImage caption抗議運動6日目の21日、警察はオックスフォード周辺から活動家を排除したPresentational grey line

「絶滅への反逆」とは?

この運動は昨年始まった。メンバーたちは橋を閉鎖し、首相官邸の外で偽の血液をバケツでまき、BBCに人が入れないようにし、国会議事堂で半裸になるなどしている。

主な要求は3つ。政府が「気候変動について真実を語る」こと、二酸化炭素(CO2)の排出を2025年までにゼロにすること、進捗(しんちょく)を監督するための市民会議を創設することだ。

大いに議論が分かれるところだが、このグループは、できるだけ多くの逮捕者を出そうとしている。

だが、不必要な障害をもたらし、ただでさえ不足している警察力を無駄に使わせているとの批判が出ている。