博多湾に流れ込む川からの土砂を浚渫して埋め立てて建設された人工島であるが、福岡市が事業主体となり、1994年(平成6年)に着手、2019年現在も整備が続けられている。総事業費は3,940億円で、国が704億円を拠出して航路と大型岸壁を整備、福岡市の博多湾開発が645億円を拠出して住宅用地と産業集積用地の埋め立て事業を担い、福岡市が国庫補助事業と起債事業を合わせて2,591億円を拠出して残りの整備を行う。完成時の総面積は401.3ha(120万坪)。ちなみに横浜のミナト未来は、186haで、アイランドシティーは約倍の大きさ。
赤の楕円で示したところがアイランドシティー。その下の青の四角の部分は香椎浜と言われるところで、これも埋め立て地(?)であるが、公園と野球場やサッカー場が沢山ある。そういう点で、福岡市の東区は春は桜やきれいな草花や樹木できれいになる。
すでにマンションが多く建設されているが、福岡空港から離れているので、高層マンションの建設ラッシュとなっており、2020年までに既存の2棟に合わせ、新たに150m級の6棟が完成または着工する予定である。
他にも体育館やホテルの建設中で、公園も数多く作られている。
唯、は川湾の東側にあった潟が埋め立てられたため、自然破壊も否定できない。
もう一つは、横浜のMM21が完成するのに2,30年掛かっている。横浜は福岡の3倍近い人口があるし、MM21の広さはアイランドシティの半分だから、計画通り、埋立地が完成するかは難しいかも。現状では、写真の左側は海運のための陸揚げ港や倉庫街はほぼ完成しているが、右側の住居部分は30%くらいの出来で、しかも完成しても人口減と少子化で、首尾よく居住者が集まるか?
下の図は計画図。
現状の状況は一部の写真でしかないが