先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

世界の食品は5千億ドルが輸送途中でダメージを受けているがこれをブロックチェーンで救う!

2019年04月23日 23時58分56秒 | 日記

世界中で生産される食品の約3分の1は輸送中のトラブル(破損や腐敗など)で失われている。その損害額は、全世界で年間およそ5000億ドルと推定される。これをブロックチェーンとIoTで救おうというインドのベンチャーが乗り出した!

いったいサプライチェーンのどこで、どのようなトラブルが起きているのか。それを追跡して記録すれば問題の解決に役立つのではないか。そう考えたシド・チャクラバーティーはシリコンバレーでのキャリアを捨ててインドに戻り、スタトウィグを起業した。ブロックチェーンとIoT(モノのインターネット)を組み合わせて輸送中の物資を正確に追跡する会社だ。

「商品は私たちの手元に届くまでに何千キロもの距離を移動し、大勢の人の手を経ている」と彼は言う。しかし「輸送データは業者ごとに管理されていて、情報を共有しにくい」。

同社は輸送中の物資をIoTで追跡し、そのデータをブロックチェーンに保存する。トラック運転手が冷蔵庫の温度設定を誤ったなどのミスをほぼリアルタイムで把握し、誰も改変できない形で記録している。

同社はワクチン搬送の効率改善にも協力している。製造されたワクチンの半数以上は、患者に届く前にダメになっている。輸送業者がきちんと温度管理を行っているケースは全体の3分の1にも満たないからだ。

しかしブロックチェーンで輸送プロセスを記録すれば「効率改善と問題への即時対応、データの改変防止」が可能になるとチャクラバーティーは言う。

信頼できる記録があれば、銀行や保険会社は速やかにリスクを分析できるし、必要に応じて小さな企業に資金を融通することもできるだろう。そうすれば、多少の損失はいとわない大企業よりも、良心的な小企業が優位に立てるはずだ。ちなみにユニセフ(国連児童基金)は昨年、こうした可能性とワクチン供給の効率改善の意義を認め、同社に資金を提供している。

スタトウィグはまた、インドにおける海産物輸送ルートの追跡にも取り組んでいる。気温の高いインドでは、輸送中の食品ロスは深刻な問題だ。

同社のプロジェクトの多くはまだ実験的な段階にあるが、国際社会からの注目度は高い。成功すれば、世界を変える力を秘めているからだ。

社名:スタトウィグ
分野:サプライチェーン・マネジメント
本社:インド
設立:2017年


北極での自然崩壊

2019年04月23日 23時48分34秒 | 日記

ニューズウィークが北極における自然崩壊の写真集を出していた。「写真特集」北極に訪れた不可逆な未来。地球温暖化は政治家はもっと真剣に取り組むべき時にきていると思う。

【写真特集】北極に訪れた不可逆な未来

【1】北極海に面した米アラスカ州バローに流れ着いた棚氷のかけら。海面上昇などによりバローの海岸は浸食が進んでいる

<北極圏の解氷は着々と進み、新たな交易ルートや石油油田の開発が進む一方、シベリアをはじめこの地に住む遊牧民の生活環境は脅かされている>

英ケンブリッジ大学のピーター・ワダムズ教授が「2015年、北極海の完全解氷」説を唱えてから5年余り。ワダムズの予測は的中しなかったものの、解氷は「順調に」進み、人を寄せ付けない極地という北極海の印象は大きく変わりつつある。

氷が解けたことで、砕氷船の協力なしに航海ができる新たな交易ルートが開発された。手付かずの地域に眠っていた石油の開発が本格化し、エネルギー産業が勃興。人の往来が増えることで安全保障への関心も高まり、カナダやロシアは沿岸警備を拡充させている。商業面でも、氷山を「商品」に世界中の観光客を呼び込む機運が高まっている。

半面、シベリアをはじめこの地に住む遊牧民の生活環境が脅かされている。鉱山開発の影響で病人も出た。原子力発電所の建設もささやかれ、25年までに海に沈むと警告された村もある。

フォトジャーナリストのユーリ・コズィレフとカディル・ファン・ロホイゼンは、不可逆的に変わり始めた北極圏を調査報道としてレンズに収めた。そこに映し出されたのは、よくも悪くも人間のにおいがする、人間による人間の、人間のための北極の姿だった。

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Photographs: 【1】〜【7】: Kadir van Lohuizen-Noor for Fondation Carmignac , 【8】〜【13】: Yuri Kozyrev-Noor for Fondation Carmignac


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【2】レゾリュート湾岸での活動を活発化させているカナダ軍。先住民族イヌイットで編成されるレンジャー部隊との共同訓練も行う

 


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【3】2010年に開発が始まったカナダ領メドウバンクのアグニコ・イーグル金鉱山。解氷が進んだことで作業は以前よりも容易になったが

 


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【4】米アラスカ州のポイント・ホープで捕鯨をするイヌイット。海氷の減少で鯨が息継ぎのために海面浮上する場所が広がり猟が困難に

 


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【5】沿岸警備に使われるカナダの砕氷船は学者らの北極調査にも使われる。解氷が進んだとはいえ厚い氷が残るハドソン湾沖合を進む

 


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【6】ノルウェー領スバールバル諸島唯一の有人島の町バレンツブルク。住民約500人の多くが炭鉱業に従事するウクライナ人かロシア人だ
 

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【7】グリーンランドのディスコ湾に面した町イルリサットを訪れた観光客。氷山が生まれる場所として有名で世界中からツアー客が訪れる

 


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【8】ロシア連邦サハ共和国のベルホヤンスク。川からくみ上げた水で地層を削り、動物の骨や化石燃料を採掘するハンターの活動場所だ

 


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【9】ロシアのヤマロ・ネネツ自治管区に古くから住む遊牧民のネネツ族。トナカイと暮らしを共にするが、石油ガス開発が彼らの生活環境を脅かしている

 


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【10】ロシア北極圏最大の都市ムルマンスクにある軍人の養成機関。プーチン大統領の号令の下、過去5年で9校が開校したうちの1校

 


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【11】ロシアのムルマンスク州モンチェゴルスクにある世界最大規模のニッケル精錬工場。かつてシベリアにあった工場が移転された

 


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【12】北極海唯一の沖油田からパイプラインで運ばれた石油がタンカーに積み込まれる。ロシアのガス大手ガスプロムが港湾開発を進める

 


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【13】ロシアのヤマロ・ネネツ自治管区にあるLNG開発プロジェクトで働く作業員。港湾施設や空港の建設も進められている

 


Photographs by Yuri Kozyrev-Noor for Fondation Carmignac

撮影:ユーリ・コズィレフカディル・ファン・ロホイゼン 
共に25年以上にわたり、世界の第一線で活躍し続けるフォトジャーナリスト。本作は、仏カルミニャック財団が運営する人権侵害、戦略的地政学、環境などの課題について調査報道する「カルミニャック・フォトジャーナリズム賞」を受賞し、同財団の支援の下で行われたプロジェクト

 

世界の大都市の下水道の動脈硬化が深刻な事態に!

2019年04月23日 15時49分53秒 | 日記

<ロンドンやニューヨークの下水管を塞ぐ「ファットバーグ」の正体と最善の対策とは>

 

大都市の下水管でぶくぶく太る怪物ファットバーグ。その怪物はやがて体長250メートル、体重はザトウクジラ4頭分にも成長し、地上の世界に病原菌をまき散らす――。

ハリウッド映画の話かと思うかもしれないが、ちょっと違う。ファットバーグは世界の大都市で近年大きな問題になっている油脂の塊のこと。下水に流されたウエットティッシュや生理用品といったゴミに調理油などの油脂が絡み付いて固まり、下水管にこびりついて雪だるま式に大きくなっていく。

ファットバーグは「現代人の使い捨て文化を象徴する存在だ」と、ガーディアン紙のティム・アダムズ記者は語る。確かにファットバーグが大きな問題になってきたのは比較的最近だ。

 

 

最大の「犯人」とされる赤ちゃんのお尻拭きは1960年代から存在するが、現在のように大人向けやペット用製品まで登場したのは2000年代半ば。「水に流せる」とうたうものが多いが、大半は生分解性ではない。ファットバーグを切り裂いてみるとペンや義歯や腕時計が出てくることもある。

一方、こうした固形物に絡み付く油脂を下水に垂れ流す最大の犯人は飲食店だ。ロンドンの水道会社テムズ・ウォーターの調べによると、市内のファストフード店の9割が適切なグリストラップ(油水分離阻集器)を装備していなかった。

家庭から排出される油脂も大きな原因となっている。チャンネル4の18年の調べによると、ロンドンのファットバーグの9割は調理油だった(ファットバーグはクリスマスの時期に特に多くなるとの調査結果もある)。

それぞれの成分は柔らかくても、ファットバーグは岩のように固くなる。ビクトリア朝時代の配管が多く残るイギリスでは、この点が特に大きな脅威となっている。放置すればファットバーグは下水管を完全に塞ぎ、道路や家庭に下水があふれることになりかねない。ファットバーグには大量のリステリア菌や大腸菌が含まれるとの報告もあり、懸念は深まる一方だ。

このため各都市の水道当局は、毎年莫大な予算をかけてファットバーグを除去している。ニューヨーク市は4億6500万ドル以上、イギリスの都市も1億3000万ドル以上。その費用は通常、水道料金という形で利用者に転嫁される。

地方都市でも続々発見

だが、下水管で巨大化する怪物のイメージは、思いがけず大衆の好奇心をそそっている。17年にロンドンのホワイトチャペル地区で約130トンもの特大ファットバーグが発見されたときは、「ファティー・マックファットバーグ」という愛称が付けられたほどだ。

18年にロンドン美術館が巨大ファットバーグの一部を展示したときは、来場者数が急増した。さらに現在、ファットバーグを「主人公」に据えたミュージカルの企画も進んでいる。

だが、その除去作業は笑い事ではない。「コンクリートを砕く作業に近い」と、テムズ・ウォーターのマット・リマー廃棄物部長はBBCに語っている。

 

皇軍兵士も薄汚かった!

2019年04月23日 15時28分30秒 | 日記

1942年に日本兵、豪の看護師21人を銃殺する前に何を 真実追求の動き

Black and white photo of nurse Vivian BullwinkleImage copyrightLYNETTE SILVERImage caption「バンカ島虐殺事件」の唯一の生存者、ヴィヴィアン・ブルウィンクルさん

第2次世界大戦中の1942年、オーストラリアの女性看護師の一団が、日本軍兵士たちによって殺害された「バンカ島虐殺事件」。いま、一人の歴史研究者が入手した証拠から、ある事象が浮かび上がりつつある。看護師たちは殺害前、日本兵たちに性的暴行を受け、オーストラリア当局がそれをひた隠しにしてきたというのだ。

「この真実を発掘し、ついに公表するには、複数の女性の力が必要だった」

軍事史を研究するリネット・シルヴァーさんがこう言う「真実」とは、1942年2月にインドネシア・バンカ島で、海の中へ歩かされ、機関銃で銃撃されたオーストラリア人看護師22人の身に起きたことを指す。看護師たちは1人を除いて全員殺された。

「それだけでぞっとした。でも、殺害前に強姦されていたなんて、語るにはむご過ぎる真実だった」。シルヴァーさんは、新著で詳しく書いた証言について、こう話す。

「オーストラリア軍の高官たちは、悲しみに暮れる遺族たちに、家族が強姦されていたという不名誉を与えたくなかった。


最も脆弱なパスワードは「123456」 英調査

2019年04月23日 15時11分51秒 | 日記


「123456」や「password」をパスワードとして使用する人が多かった/Lifestyle discover/Shutterstock

防犯カメラのIDやパスワードはAdminと123456が多い。これらはあくまで工場出荷時の設定で、防犯カメラを実際に構築した時に変更すれば良いのだが、面倒くさがって設置工事者は、工場出荷時のままにしていることが多い。このため、ネットに接続していr8う場合、ネットから容易に見える。故に日本の防犯カメラはセキュリテウィーに弱いと言うが単位パッスワードやIDを変えてないだけ。それにしても面倒くさがらず、変更すべしと言うことだろう。

(CNN Business) もし、パスワードとして「123456」を利用しているなら、そろそろ変更を考えたほうがいいかもしれない。英国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)がこのほど明らかにした調査結果によれば、最も脆弱(ぜいじゃく)なパスワードが「123456」だった。

NCSCが破られた世界中のアカウントを分析し、調査結果を発表した。

これによれば、「123456」を利用していたアカウントは2320万件にのぼった。「123456789」を利用していたのは770万件。「qwerty」や「password」を使っていたアカウントはそれぞれ300万件超だった。

また、「ashley」や「michael」といった名前も利用頻度が高かった。そのほか、「daniel」や「jessica」「charlie」といった名前の頻度も高かった。

イングランド1部プレミアリーグに所属するサッカーチームでは、「リバプール(liverpool)」が、「チェルシー(chelsea)」や「アーセナル(arsenal)」、「マンチェスター・ユナイテッド(manutd)」などを抜いて最も使用頻度が高かった。

米プロフットボール(NFL)の所属チームの中で最も使われたのは、「ダラス・カウボーイズ(cowboys1)」。

曜日では「日曜日(sunday)」が最も多く利用され、月別では「8月(august)」が最も多く採用されていた。

NCSCは、アカウントが破られるリスクの低減に向けて、ランダムかつ記憶可能な単語3つを利用するよう勧めている。

以下は最も多かったパスワード上位10件

1位:123456

2位:123456789

3位:qwerty

4位:password

5位:111111

6位:12345678

7位:abc123

8位:1234567

9位:password1

10位:12345