先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

日本マイクロソフトが、週休3日制をトライアル導入

2019年04月24日 11時03分19秒 | 日記

 

 

儲かっている外資系だから実現できるのかも!

日本マイクロソフトは2019年4月22日、働き方改革の加速に向けた自社実践プロジェクトを発表した。 社員の様々な事情や状況に合わせた新しい働き方「ワークライフチョイス」を提案し、週休3日制などを試験導入するという。

 

日本マイクロソフトは2019年4月22日、働き方改革の加速に向けた自社実践プロジェクトに関する記者説明会を開催した。 

同社は働き方改革を経営戦略の中核に位置付けており、その基本理念として「ワークライフチョイス」を掲げている。ワークライフチョイスとは、仕事(ワーク)や生活(ライフ)の事情・状況に応じて、多様で柔軟な働き方が選択(チョイス)できるという意味だ。

日本マイクロソフト 代表取締役社長 平野拓也氏は「仕事に集中したい時期、子育てや介護の時期、社会との繋がりを築きたい時期など、ライフステージによって、仕事以外に時間をかけるべきものがあると思っている。それぞれのライフステージに合わせた働き方を、罪悪感なくしっかりやらせたい」と語った。

 

 



多様なライフステージに合わせた新しい働き方

日本の働き方は、かつては仕事か生活かの2択を迫るような「ワークオアライフ」だったが、近年は仕事と生活の比率を調整する「ワークライフバランス」の考え方に変化してきた。しかし、現在の人々の多様なライフステージやバックグラウンドを考えると、それに合わせた新しい働き方が必要だと同氏は強調した。「人が人生において生きがいを感じ、そして仕事でより多くのインパクトを出すような仕組みが必要なのではないか。それがワークライフバランスならぬワークライフチョイスという考え方だ」

 

 


仕事と生活についての考え方の変化 出典:マイクロソフト

 

こうした考えに基づき、今回、ワークライフチョイスの推進に向けた新たな自社実践プロジェクトの実施を決めた。全社員が「短い時間で働き、よく休み、よく学ぶ」ことに挑戦し、生産性や創造性を向上させることを目標としている。

 

週休3日制を試験導入

 具体的な取り組みとして、1カ月間 の週休3日制トライアルを行う。2019年、2020年の8月に限って、毎週金曜日に全オフィスを休業日とする。対象は日本マイクロソフトの正社員2300名で、通常の有給休暇とは別に5日間の特別有給休暇を付与するという。「これは私にとってもチャレンジ。5日間でやっていたことと同じアウトプットを4日間でしなくてはいけない。これまでと同じ仕事の仕方をしていては足りない、つまり違う仕事の仕方をしなくてはいけないという考え方を誘発したい」と平野氏は話した。

 


また、仕事、私生活、社会貢献の3つの観点から、社員の業務外での活動を支援する取り組みも行う。期間中の 各種講座の授業料や試験の受験料、家族旅行や社会貢献活動にかかった費用を同社の福利厚生制度などを通じて補助する。費用面だけでなく、異業種職場体験プログラムや、障がいのある児童向けのプログラミング研修のような社会貢献活動に対してのマッチングプログラムも行う予定だ。

 


2つの取り組み 出典:マイクロソフト


同氏はこれらの取り組みについて、「習慣、考え方、コミュニケーション、報告の仕方、テクノロジーやツールの使い方、そういったものに対してこの1カ月で色々な学びがあってほしいと思う。期間が過ぎた後もそれらの学びを日々の業務に活かしていきたい」と語った。
 

 


会長の「終身雇用守れぬ」発言に隠された経団連の“本音”

2019年04月24日 00時29分28秒 | 日記

 

 
日刊現代が、中西経団連会長の発言を批判していたが、言いえて妙であった。
 


「企業は従業員を一生雇い続ける保証書を持っているわけではない」「一括採用で入社した大量の人を効率よくトレーニングする考え方は、今の時代には合わない」

 22日の会見で、こう強調していた経団連の中西宏明会長(写真)。19日にも「正直言って、経済界は終身雇用なんてもう守れないと思っているんです」と発言して波紋を呼んでいるが、この言葉通りに解釈すると、経団連が必要としている人材とは「若く」て「人材育成の必要のない即戦力」かつ、「低賃金」で、「いつでもクビOK」ということだからフザケている。

 ■学生時代は雀荘通いだったクセに…

 勉強する学生がほしい――とも報じられているが、経団連加盟企業の幹部社員は学生時代、そんなに勉学に打ち込んできたのか。例えば中西会長が新卒で日立に入社した70年代は高度経済成長期~安定経済成長期のまっただ中。終身雇用や年功序列賃金が導入されたのもこの頃で、中西会長だって十分、この恩恵を受けたはずだ。現金給与額は前年比2ケタ増(率)が当たり前。大学入学金は国立が5万円、私立大で9・5万円で、大学周辺は雀荘が林立し、学生たちは授業そっちのけで雀荘に入り浸っていた。そんなお気楽でノホホンとした学生時代を過ごしながら、たまたまエラくなったからといって、数百万円を超える入学金、授業料の借金返済に苦しむ大学生に対して「よ~く勉強しろよ。でも終身雇用はないゾ」とはよくぞ言えたものだ。

 安倍政権にヘコヘコしてハリボテ株価を吊り上げ、内部留保ばかりため込んでいる経団連の経営者の方がよっぽど勉強不足だろう。自分たちの無能ぶりを棚に上げて「多様な採用」とは、へそで茶を沸かすような話だ。