総務省は2020年6月30日、「Beyond 5G推進戦略」を公表した。令和2年1月から、識者(Old Soldierの事)を集め「Beyond 5G推進戦略懇談会」(座長:五神真 東京大学総長)を開催、その懇談会のまとめを、3つの資料として、「Beyond 5G推進戦略懇談会 提言」別紙1、「Beyond 5G推進戦略 -6Gへのロードマップ-」別紙2及びその概要 別紙3を発行している。五神東京大学総長なる人物は物性物理の専門家で、携帯の6G通信方式と社会的にあるべき姿を構想を描く懇親会の取りまとめに適切な人物であったのだろうか?各別紙のURLは以下の通り。
ここから→別紙1←ここまで
ここから→別紙2←ここまで
ここから→別紙3←ここまで
そういう冷ややかな目で、提言を見てみた。その理由は、2010年の4Gで、日本は中国や韓国に大きく水をあけられてしまっている。無線ネットワーク構築においても、またそれを使うスマホやタブレットなどのモバイル情報機器で、日本の技術製品は世界から無視されてしまっている。そして、5Gにおいては、5G実現で、 中国、韓国に大きく後れを取って進化っている。しかも、6G研究は中国や韓国は国家レベルで、2018年以前から着手している。下記の総務省作成の資料参照。
アメリカは国家レベルでの取り組みは確固たるものがないが、Apple、Qualcomm、Alphabetなど民間が着々と研究しているので表には出てこない。4Gの研究着手は、遅くとも2000年には開始されているだろうから、日本はモバイル情報システムでは先進国より20年以上遅れているといえる。それなのに、開発資金の裏つけもせずに、老兵ばかりを集めてイメージ作りをしただけのように思われて仕方がない。
Beyond 5G推進戦略懇談会の発想の原点は、第5世代移動通信システム 5G は、生活基盤を超えた社会基盤へと進化すると 見込まれる が、その次の世代の Beyond 5G (いわゆる 6G は、サイバー空間を現実世界 (フィジカル空間 と一体化させ、 Society 5.0 の バックボーンと して 中核的な機能を担う ことが期待されるというところにある 。
それで、サイバー・フィジカル・システムの進展と 2030年代の社会像として、以下のビジョンを描いている。
そして、6Gでの在り方を出そうとしている。まず、通信ネットワークに関する技術動向っを描いた。
Beyond 5Gに求められる機能
そして、最後に6G開発戦略として
そして、6G開発を支える施策として
•本戦略は、目指すべき 2030 年代の社会 Society 5.0 の進展による強靭で活力のある社会 からのバックキャスト。
•本戦略は、グローバル・ファースト 双方向性を持ったグローバル 戦略) 等の基本方針に基づき推進。
•Beyond 5G ready な環境づくりは、 COVID 19 対策でありポストコロナ社会への備えそのもの。
危機を契機と捉え、強靱かつセキュアな ICT インフラの整備を含む社会全体のデジタル化を一気呵成 に 推進。
最初 の5年が勝負との危機感を持ち、特 に「 先行的取組フェーズ」で我が国の強みを最大限 活かした集中的 取組を 推進。
大阪・関西万博の機会 2025 年) に取組の成果を「 Beyond 5G ready ショーケース」として世界に示し、グローバル展開を加速。
の哲学に基づいて下記の6G推進戦略のロードマップがまとめられている。