先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

マイクロソフト初の「アンドロイド端末」

2020年07月14日 18時53分03秒 | 日記

マイクロソフト公式ユーチューブより

マイクロソフトは昨年、2画面モバイル端末の「Surface Duo」を発表した際に、OSには自社のウィンドウズではなくアンドロイドを採用すると述べていた。発売日が近づく中で、このデバイスがグーグルの適合性チェックに合格したことが明るみに出た。Forbesが、『マイクロソフト初の「アンドロイド端末」Surface Duoの画期的変化』と報じていたが、半世紀前、PCが売り出され、OSも、CP/Mというのが一時期、支配的であったが、マイクロソフトが、86DOSを買収、それをベースにMS-DOSを引っ提げて地位を確立、さらに1995年にはMS-WIndows95で、独占的ともいえる地位を築いたが、世代交代を示唆する出来事に思える。

ニュースサイトWindows Latestは7月9日、Surface Duoがグーグルの「アンドロイド適合性プログラム」で承認されたと報道した。

「グーグルは外部のメーカーがアンドロイド対応端末を発売する際に、適合性テストを通過し、定められた要件を満たすことを求めている。当サイトの調査により、Android 10で駆動するSurface Duoがグーグルの適合性チェックに合格したことが判明した。これは、デバイスの発売が迫っていることを示している」と同サイトは伝えている。

適合性チェックの合格により、Surface Duoはアンドロイド端末としての正式な承認を受けただけでなく、グーグルのアプリやAPIのエコシステムである「グーグル・モバイル・サービス(GMS)」への参加を許されたことになる。GMSに対応するデバイスは、グーグルのアプリストアであるGoogle Playストアから、アプリのインストールが可能になる。

Surface DuoはGMSのエコシステムに加わることで、さらなるポテンシャルを発揮することになりそうだ。

「Surface Duoが搭載するアンドロイドOSは、アマゾンのFire OSのようなフォーク(派生)型のOSではなく、分裂化の問題を引き起こさない」とニュースサイトThe Vergeの Dieter Bohn記者も指摘している。

Android 10にはデュアルスクリーン端末をサポートするための改良が加えられており、マイクロソフトは今後、オープンソースで提供されるアンドロイドのOSにフィードバックを送り、その完成度を高めていくことになる。

マイクロソフトが自社のウィンドウズOSではなく、グーグルのアンドロイドを支援するのは、非常に興味深い動きだ。

マイクロソフトはSurface Duoにより多くの顧客を呼び込むために、自社のエコシステムよりもグーグルを選んだものと思われる。これにより、Surface Duoを購入した顧客らは、まずグーグルにログインすることを求められることになる。

海の上「飛ぶ」高速船就航

2020年07月14日 05時14分56秒 | 日記

 

時速80Kmの水中翼船は、海の上を「飛ぶ」様に航行する! JR九州が就航させていた博多湾―釜山を50分で繋ぐビートルも最高時速になると海の上を飛ぶように航行する。ただ、時速80Km」ともなると海の動物イルカとかクジラとかはよけきらずよく衝突して殺していた。

東京湾を航行する東海汽船の超高速旅客船(ジェットフォイル)の「セブンアイランド結」。船体の前後から垂直に伸びる3つの水中翼が海水を吸い込み、後方に噴射する仕組み。最高時速80キロで進み、海面の上を飛んでいるように見える。ジェットフォイルの新規建造は25年ぶり(13日午前)=共同