FIA フォーミュラE世界選手権 (FIA Formula E World Championship、フォーミュライー、FE 。化石燃料を使用しない電気自動車のフォーミュラカーによるレース協議会)が、レース中のワイヤレス充電の導入を目指すという昔の記事をみて、EV 時代になると、色々便利になると感じる。走行中のEV車へのワイアレス充電と言っても、基本技術は、スマホで使われている、ループアンテナで、誘導電気で電気を伝えて充電するもので、IH 炊飯器やIH 調理機の原理でもある。
しかしスマホで、実用化したのは、クアルコムのQuickCharge。そしてさらに車の走行中の自動車への充電にも応用しようというのだから、アイデアの重さからいうと軽いものだが。実行力には恐れ入る。
EV車の充電ソケットは日本仕様と欧米仕様とは違うとかいうが、この無線充電方式ダイナミック・チャージングはそう言った不便を解決する。
そして、クィック・チャージと言わず、EV車への走行中の充電は、ダイナミック・チャージングと呼んで、技術の新規性を訴求している。このあたりもクアルコム、商売がうまい。日産か何かの技術サイトでその仕組みを次回指定担保で引用する。技術名称が、アドバンスト・パーキング・アシストとなっているが、仕組みは同じ。
技術の仕組み
非接触充電システムは、駐車場路面に設置した「地上送電ユニット」のコイル(1次コイル)に電流が流れることで、地面と垂直方向に磁束が発生。車両に搭載した「車載受電ユニット」のコイル(2次コイル)が重なりあうことで電圧が発生し、1次コイルから2次コイルへと電気エネルギーの供給が行われます(=電磁誘導方式)。独自技術により、ケーブルによる充電と同等(80~90%)の充電効率を達成しています。
アドバンスドパーキングアシストは、アラウンドビューモニターの技術を応用。車体の前後左右に配置した4つの高精細カメラで周囲の状況を把握および目標位置を設定し、駐車完了までに必要な行程を計算します。算出行程に合うよう前進・後退案内を表示してドライバーの操作を促すとともに、アクチュエーターでステアリングを自動操舵しています。