改めて、中国が2015年に発表した中国製造2025年を見ると、着々と計画通りに進んでいるのを見て脅威を感ずる。
25年までの目標は、①5Gスマホ、②ロボットによる製造、③宇宙開発、④海洋開発、⑤高速鉄道、⑥EV などの新エネルギ車、⑦発電の増強、⑧バイオ開発、⑨科学技術の基礎 などの重点項目だが、どの分野も、それなりの成果を出している。
今度の目標は、中国建国100年の2049年に世界最強の国になるというのが中国製造2025の最終ゴールで、海外進出を図っていることを考えるとみんなが脅威と思う。
日経が中国製造2025の現状を纏めていた。その要約は、第1段階である25年までの目標は「世界の製造強国の仲間入り」としている。品目ごとに国産比率の目標を設定しており、例えば産業用ロボットでは「自主ブランドの市場占有率」を25年に70%とした。次世代通信規格「5G」のカギを握る移動通信システム設備では25年に中国市場で80%、世界市場で40%という高い目標を掲げた。中国政府は中国製造2025の策定後、関連産業に対する金融支援や、基盤技術の向上支援などの施策を相次ぎ打ち出している。