日経が、『三菱電機が設計不正、自動車業界を震撼させる「偽の宣言書」』と報じているが、何という不祥事が起きてしまったのだろうか?三菱系は、飛行機開発失敗、造船開発断念、原発補償とか色々、失敗が多いが、ついに不正までしてしまうとは!
以下、日経の記事の要約
設計不正の対象は、車載オーディオ機器用ラジオ受信機(車載ラジオ)。自動車メーカーが欧州市場で販売するクルマに搭載する製品である。
不正の内容は、法規制に対する違反だ。欧州連合(EU)の欧州委員会が定めた、欧州域内のラジオなどの電波受信器に対する指令である「欧州無線機器指令(欧州RE指令)」に適合しない製品(不適合品)を、それと知りながら顧客である自動車メーカーに出荷し続けていた。不適合品の出荷台数は33万5238台に及び、三菱電機は設計不正の発覚以降、車載ラジオの生産・出荷を止めた事により、自動車メーカーがクルマを生産できない分の損害賠償まで三菱電機は負わされる可能性がある。
さらに、日経の指摘は、悪質だと言える点は3つあるという。(1)「偽の適合宣言書」を自動車メーカーに提出(2)改造品での適合性評価試験の受審(3)不適合品の生産・出荷を継続──である。
三菱電機製品の信頼が崩れただけでなく、三菱電機の不正の影響は、車載搭載らジヲだけの問題に終わらず、日本製の部品さらには車自体の信頼性も疑われるようになるのではないか?