先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

三菱電機が設計不正、自動車業界を震撼させる「偽の宣言書」

2021年02月04日 13時50分53秒 | 日記

日経が、『三菱電機が設計不正、自動車業界を震撼させる「偽の宣言書」』と報じているが、何という不祥事が起きてしまったのだろうか?三菱系は、飛行機開発失敗、造船開発断念、原発補償とか色々、失敗が多いが、ついに不正までしてしまうとは!

 

以下、日経の記事の要約

設計不正の対象は、車載オーディオ機器用ラジオ受信機(車載ラジオ)。自動車メーカーが欧州市場で販売するクルマに搭載する製品である。

不正の内容は、法規制に対する違反だ。欧州連合(EU)の欧州委員会が定めた、欧州域内のラジオなどの電波受信器に対する指令である「欧州無線機器指令(欧州RE指令)」に適合しない製品(不適合品)を、それと知りながら顧客である自動車メーカーに出荷し続けていた。不適合品の出荷台数は33万5238台に及び、三菱電機は設計不正の発覚以降、車載ラジオの生産・出荷を止めた事により、自動車メーカーがクルマを生産できない分の損害賠償まで三菱電機は負わされる可能性がある。

さらに、日経の指摘は、悪質だと言える点は3つあるという。(1)「偽の適合宣言書」を自動車メーカーに提出(2)改造品での適合性評価試験の受審(3)不適合品の生産・出荷を継続──である。

三菱電機製品の信頼が崩れただけでなく、三菱電機の不正の影響は、車載搭載らジヲだけの問題に終わらず、日本製の部品さらには車自体の信頼性も疑われるようになるのではないか?


ソニー、「VISION-S」試作車両の公道走行テストを開始

2021年02月04日 10時53分25秒 | 日記

ソニー、「VISION-S」試作車両の公道走行テストを開始。

ソニーは、2020年1月の「CES 2020」で発表したモビリティ開発プロジェクト「VISION-S」の試作車両を2020年12月に完成させ、欧州において公道走行テストを開始した。

EVひいては自動運転では、日本は相当後れを取っているかと思ったが、いくつかの自動車関係のサイトとかニュースサイトで、ソニーのVison-Sの映像が出ていて、まだまだ、日本諦めることないと元気就いた。

ソニーのCMOSイメージセンサーとか画像認識そしてゲームなどの得意技術をEV開発に応用すれば、世界最先端に躍り出るというのは想像に難くない。実際、Vision-Sの走行自称じっけの映像を見ると素晴らしい。

 

欧州での公道走行テストの様子は→YouTube上で公開

公式発表では実施場所が欧州となっていたが、動画の情報欄ではオーストリアでテスト走行が行われたことが記載されている。また、この動画はソニーのドローン「Airpeak」で空撮したものだ。

 

ソニーのプロジェクトのメンバーと開発パートナーが、VISION-Sの目指す未来について語る動画はこちら→VISION-Sの目指す未来

ソニー AIロボティクスビジネス担当 執行役員の川西泉氏は、動画のなかで「最初に造るソニーの車と考えたときに、ユーザー体験は非常に重要視した」と語っている。

ソニーはVISION-Sの車両開発を継続し、他の地域でも順次走行テストを実施する計画だ。