最近、石油会社が、水素燃料も扱い始めたというニュースをちらちら目にするようになった。ガソリン会社だけでなく、トヨタ、日産、ホンダなどの自動車会社と共同で販売会社を設立というから、すわ、水素社会時代に備えての事かと思ったが、総物は簡単なことではなく、石油元売り会社の商品が売れなくなったという事が大きいようだ。現在は化石燃料はCO2発生源とされるが、石油や天然ガスの変わる燃料は未だない。水素にしても、化石燃料に置き換わるほどの生産量はなく、水素社会の実現が見えているわけでは無い。朝日新聞の学習サイトが以下のデータを出していたが、やはり、石油が売れなくなっていることが、 解説されていた。
又、石油会社は、各種石油製品を作るときに、水素が発生するというから、プロパンガスやFCV燃料として売れるという事である。
以下は、石油会社の水素ステーションに対する意気込みを示すものである。
ENEOSの水素ステーション
水素ステーション網の構築 <国内最大・全国44ヵ所に展開>
当社は2020年10月現在、四大都市圏で44ヵ所の水素ステーションを展開しており、日本国内の水素ステーションのおよそ4割を占めています。
当社の水素ステーションは、次のタイプがあります。
- 「単独型」(FCVへの水素充填のみに特化したステーション)……15ヵ所
- 「SS一体型」(ENEOSのサービスステーション=SSに併設したタイプのステーション)……17ヵ所
- 「移動式」(専用トラックの荷台に水素充填機器を搭載し、販売拠点に移動して水素の販売を行うステーション)……12ヵ所