先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

サーキュラー・エコノミー

2018年10月11日 15時31分18秒 | 日記

サーキューラー経済が最近叫ばれている。製品を世に出したら、そのライフタイム終了後に部品を回収して再利用しようというもの。

かつては大量生産によって、資源高を製品価格へ転嫁することを抑えてきたが、資源価格が高騰するなか、2000年以降の日本の数値からはその限界が見えている。「売って終わり」ではなく、再生・再利用し続けることで価値を最大限に引き出すサーキュラー・エコノミーが求められている。

 

日本でその牽引力となっているのは、欧州で顕著な環境保護の意識というより、消費者の思考や行動の変化だ。店に並んだ商品の中から選択する「従順な購買」から事前にネットなどで欲しい物を調査する「わがままな購買」へ、そして現在は「わがままな利用」へと消費行動が変わってきている。必要なときに使うことができれば買わなくてもいい。人々は物の所有より、利用したときの「成果」に敏感になっている。

日本が強みとしてきたモノづくりでは、優れた製品を作ることが競合との差別化要素だった。だが消費者が使いたいときだけサービスを提供する形になれば、求められる品質も変わる。例えば車1台当たりの稼働率が上がればより耐久性が求められ、逆に一利用者が短時間乗るだけならシートの座り心地は少し下がってもいいかもしれない。

地方創生にもつながり得る

難しいのは従来型のビジネスモデルで成功している会社ほど、サーキュラー・エコノミーでは既存の事業計画との齟齬が生じること。シェアリングが進めば車の販売数は減り、例えば100台売れていたものが20台になる可能性もある。その代わり、ニーズが変わらなければ売れた車の稼働率は5倍になるので、点検・整備などを含めた売り上げのタネは出てくるだろう。

大企業よりスタートアップのほうがそうした市場に入っていきやすいことは確かで、フリマアプリのメルカリやカーシェアアプリのエニカなどは典型的なシェアリングの成功事例だろう

今の経済システムには欠陥があり、地球の資源は地球と人類の生存を脅かす速度で消費されている。19世紀に産業革命が進んで以来、人間は使い捨ての「直線型経済」に慣れてきた。「作って、売って、使って、廃棄する」経済だ。

こんなことを続けるのは愚の骨頂だ、とマッカーサーは言う。私たちは今後50年で銅や銀、スズ、亜鉛といった資源を枯渇させ、気候変動を加速させ、ごみ処理場を満杯にし、プラスチックで海を汚染し尽くす可能性がある。いま求められるのは、全く新しい視点からのアプローチだ。

部品の85%を新製品に再利用

マッカーサーとサーキュラー・エコノミーの支持者たちは、この難題に対処できると考える。10月22〜23日、日本の環境省とフィンランドの基金が共催する「第2回世界循環経済フォーラム」が横浜で各国政府や自治体、NGOなどの関係者を集めて開かれる。メッセージは「直線型モデルはもう古い、これからは循環型だ」。

では新モデルの中身とは? まずは、製品を繰り返し利用できるものにすることが挙げられる。原材料が天然素材または「生分解性」の物質なら廃棄しても構わない。しかし「産業技術系の」物質は転用し、再使用しなければならない(生産したメーカーが再使用にも責任を持つのが理想的だ)。今では「閉鎖ループ」という言葉を目にする機会も増えてきた。


自動車産業も業態転換点に来たのか?

2018年10月11日 14時57分40秒 | 日記

人口減少や若者の自動車離れ更にはカーシェアリングの普及で 自動車会社も戦略変更を余儀なくされつつある。数十年前、:アメリカでは普及していたレンターカービジネスも日本で導入されるということで自動車メーカーにとって大きな事業変更に迫られるだろうという予測があったが、自動車人があったためにレンタカービジネスは思ったほどはやらず、自動車会社も大きな影響は受けなかった。

しかしカーシェアリングはどうも様子が違うと思われる。そもそも、自動車の魅力を勝手の若者ほど、現代人は持たなくなった。一つはモデルが多すぎて逆に車に興味がなくなったこと、2つ目は生活のテンポが速く車に興味を示す余裕がなくなっていること、3つ目に現代の若者は学校を出た途端、奨学金返済そして延滞願いを出していた年金の支払いが始まり、3,400万の借金を抱えることになっているからとても車を買うとかいう気にはなれない。4つ目は、自動車会社もEVは商品化しなければならないは、自動運転を実現しないといけないはで、おまけに弓座0の嗜好の多様化に対応してやたら多くの車種を提供せざるを得ず、昔と比べると車の価格が上がっている事も車離れを促進している。

それで、各自動車会社は車種を減らしたり色々検討しているようである。特にカーシェアリング事業を検討しているという。そうなると車の購入が少なくなるが、世の中の趣向には逆らえないから、考えざるを得ないのだろう。レンターカーの時と同じように、カーシェアリングも他人の手あかの付きまくった車を運転するわけだから、もしかしたら意外に普及しないかも。中国で大流行している自転車シェアリング、日本ではさっぱり。普及しているのは観光地くらい。これも他人の手あかにまみれた自転車には乗りたくないという心理では?そうなるとカーシェアリングも同じでそうは流行しないかも。

 

いずれにしろ、勝手華やかであった、」自動車会社、ここに来て店kらん展を迎えている。


プーチン大統領、支持率39%に急落、年金削減で窮地か?

2018年10月09日 12時10分57秒 | 日記

ロシア・モスクワで行われたウラジーミル・プーチン政権による年金改革案に反対するデモで、プーチン氏の顔のステッカーを踏みつける参加者

年金改革で、支給年齢を65歳に延長したことに対する国民の不満で支持率が39%まで落ちたとのこと。ロシアでの平均寿命は60歳程度と言われており特に極寒地域では更に短く死後にしか年クンがもらえないことや今案で年金依存率が高くこれを延長されるのではたまらないという。

クリミア半島の軍事併合で国民支持率が異様に高くなったことを背景に低いGDPにも拘らず、日本円で5,6兆円以上使ったことで年金にしわ寄せが来てしまったが、国民はそれは耐えられないということ。

 プーチン氏は先週、年金の支給開始年齢を男性は65歳、女性は60歳に段階的に引き上げる法案に署名した。ロシアで年金支給開始年齢の引き上げは、旧ソ連時代の1930年代にさかのぼる現在の年金制度史上で初めて。

 大半のロシア国民は年金改革に強く反対しており、路上での抗議行動も起きている。国民からの支持率が高いから国威発揚のためだから少々の我慢をしてくれると高を踏んだのが間違い。


中国の大手IT企業は世界的企業でもあるが実は共産党管理下と言う?!

2018年10月09日 11時09分48秒 | 日記

テンセント派日本では知名度がないが、深センの会社で、10億人が使うウィーチャット(中国版LINE)と、それに付随したウィーチャット支払いで、中国のスマホ市場をアリババと二分している。

2017年度の調査ではあるが、時価総額ではアジア一。

 そのテンセントは実は共産党員が多いというレポートがダイアモンドに出ていた。それによると、

2018年4月2日の共産党員ネットの報道によれば、テンセントには約8000人の共産党員がいる。これは社員数の約23%にあたる。党員が多いのはテンセントだけではない。

テンセントのマスコットの徽章は中国共産党のロゴでもある事からテンセント派共産党の指揮下似るのではとその記事は説く。

  

 北京本社の京東商城約1万3000人。深セン本社のファーウェイは、鳳凰科技の2017年の報道では2007年の時点で早くも1万2000人いて、現在ははっきりしないが、党企業だから全員じゃないの、とジョークを言われるぐらい多く、実は杭州のアリババがまだ比率が低いと言われている。

 企業にかかわらず組織の中で、こういう党の影響力や執政能力を増す仕事を、党建(ダンジェン)というのだが、IT企業に続々とその指揮をする党委ができている。

 軍背景と言われるファーウェイとZTEには昔からあったが、2008年、アリババの党支部が党委に変わり、2010年、新浪に党委設立。

 2011年、テンセント、京東、2013年に網易、2014年に捜狐、2015年に捜狗、小米、楽視網、同程、途牛、2016年にライブ動画の斗魚、タクシーアプリの滴滴出行、2017年にシェア自転車のofo……、とほとんどのIT企業を網羅、という感じだろうか。

中国はスマホ社会になって全てがスマホで行えるから、、そのスマホの全てを抑えている中国政府は国民の管理・監視がしやすくなており、化し国家が出来上がったという。

 


韓国大統領「正恩氏、近く訪ロ」 

2018年10月08日 19時55分23秒 | 日記

 韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は8日午前の閣議で、「2回目の米朝首脳会談とは別に、間もなく金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長のロシア訪問と、習近平(シーチンピン)中国国家主席の訪朝が実現する見通しだ。日朝首脳会談の可能性も開かれている」と語った。それぞれの見通しの根拠については言及しなかった。韓国文大統領「正恩氏、近く訪ロ」 習主席訪朝にも言及


 結局は北は中露との仲間意識が強く、最近ロシアを始まりとして中国がならず者国家と言われているがその社会を確立してしまうのに韓国文大統領は手助けしてしまう結果になりかねない。北の人権無視政策はよく知られているが、とにかくも核戦争をなくさなければということで穏やかな話し合いとなっている。しかし北の人権侵害の問題は世界が忘れたわけではない。文大統領は、ロマンチストで清潔な人物とされるが、師事する盧武鉉元大統領は、親族の汚職嫌疑で自殺している。韓国のマスコミにすでに黒いうわさが流れている。北の扱いで一歩間違えるとやばい。、