「ALWAYS 続・三丁目の夕日」の公開から5年、一平と淳之介は高校1年になっている。こうなると「三丁目」の世界とそもそもの設定から違っている。またシリーズ第3作にしてはじめて3D映画となった。ほのぼのとした映画で3Dはどんな効果があるのかと思ったが、それは考え違いだった。 . . . 本文を読む
山口県の祝島の人びとの上関原子力発電所建設反対運動を描いた映画である。島の人は28年ものあいだ反対運動を続けている。生活の場をなくされたくないからだ。この映画では、原発に代わる持続可能な代替エネルギーについても提示される。 . . . 本文を読む
「アヒルの子」(小野さやか監督 2005年)という映画をみた。監督は1984年生まれ、5歳のとき1年間三重県津市のヤマギシ会幼年部で過ごし、それが大きなトラウマとなった。この作品は、20歳のとき卒業制作でつくったトラウマ「脱出」の映画である。 . . . 本文を読む
山田洋次の兄弟ものの映画というと「寅さん映画」が思い浮かぶ。「おとうと」には既視感のあるシーンもいくつか出てきた。ただ前作「母べえ」と同じく、ヒロイン吉永小百合の演技が問題だった。しかし山田監督の技巧が光る映画だった。民間ホスピスの知られざる世界が紹介される「啓蒙」映画でもある。 . . . 本文を読む